ソフトバンクモバイルのスマートフォン向け総合エンタメアプリ「UULA」のオリジナルドラマ第1弾『RETURN』。その配信を記念した「UULAナイト!」が3月14日にZEPP TOKYOで行われ、キャストの椎名桔平、水川あさみ、土屋アンナと原田眞人監督、そして主題歌を担当したm-floのVERBALと☆Takuが登壇した。
『RETURN』は、暴力と欲望に満ちたアンダーグラウンドな世界を舞台に、逃亡者と暴力団、悪徳実業家の3つの狂気が交差するバイオレンスアクション。シャンパンでの挨拶もあったイベントに、主演の椎名は「つい最近まで昭和歌謡をテーマにした舞台をしていたので、イメージが違いすぎて困った」と苦笑い。
一方、「今回の私の役は、癒し系でした(笑)」と、いつもと違う役柄であることを明かしたのは土屋。それについて原田監督は「でも、アンナちゃんの役は決め打ちでしたね。脚本を書いている時点で、これはアンナさんにやってもらおうと思ってましたよ」と説明していた。
『わが母の記』で日本中を感動に包んだ原田監督だが、『RETURN』については「『わが母の記』を見た人がいたらびっくりするでしょうね。『わが母の記』との共通は3姉妹ってところですかね。こっちはかなり武闘派ですけど」と話し、「世界を狙っている作品になっています」と自信たっぷり。
椎名も「脚本のクライマックスがすごく気になっていて、監督に聞いたら『これは、カンヌ向けにしてあるんだ』と言っていました」と、カンヌ国際映画祭を狙う監督の野望を暴露。「世界の映画人の感覚を知っている監督だからこその作品になっていると思います」と出来映えを絶賛していた。
また主題歌についてVERBALは「作品を見て『3度の飯よりギャンブルという』言葉とか、『リスクを背負わないと上にはいけない』などの歌詞のイメージがどんどん出て来ました」と、映画の内容にリンクした楽曲であることを語った。
作品については、「すごくカッコイイ作品になっています。そのなかに出ていることはすごく幸せでした」と水川。土屋も「すごくスピード感のある世界観で引き込まれる内容でした。新しい感覚を知れたので、皆さんも楽しんでもらえると思います」とアピールし、☆Takuも「脚本も素晴らしいんですが、コマ割りとテンポが気に入ってます。あっという間に見終わっちゃうと思います」と笑顔を浮かべた。
さらに原田監督は「人間のほころび、今の社会現象を描いていて一筋縄ではいかない作品になっています」と内容を説明してから、「スマートフォンでの配信と劇場公開の二軸でやっていくのは今後のスタンダードになっていくと思います。始まったところに戻る作品になっているので、そういう部分をぜひ見てもらいたい」とアピールしていた。
「UULA」はソフトバンクモバイルのスマートフォン向け総合エンタメアプリで、月額490円で映画やドラマ、音楽コンテンツなどが見放題で楽しめる。『RETURN』は毎週日曜に配信中。
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