俳優の永瀬正敏が2月19日、都内で実施された主演を務めた日・台合作映画『ホテルアイリス』の舞台挨拶に登壇。本作にまつわるトークで会場を盛り上げた。
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永瀬正敏、台湾女優・陸夏(ルシア)と舞台挨拶に立てず「非常に残念」
本作は小川洋子の小説「ホテル・アイリス」を映画化。寂れた海沿いのリゾート地で、日本人の母親が経営するホテル・アイリスを手伝うマリ。嵐の夜、階上に響き渡る悲鳴を聞く。女に暴力と罵声を浴びせ立ち去る男に衝撃をうけながらも、激しく惹かれていく彼女は、やがて男が住む離れ小島へ導かれ、ふたりだけの禁断の世界にのめり込んでいく…、というストーリーが展開される。
永瀬は本作に関して「原作がすばらしいので『この原作に漂う、これは現実なのか、夢なのか、妄想なのか、浮遊感みたいなものを大事にするためにどうしたらいいんだろう?』ということを監督にご相談させていただいて、やっていったという感じですかね。原作はもう少し僕よりも年齢が上の役なんですが、それを僕くらいまでに落としこむのにはどうしたらいいのか、現場でご相談しながら、皆でつくっていったという感じですね」とコメント。
撮影は台湾・金門島で実施され、永瀬は映画初出演となる台湾女優・陸夏(ルシア)、寛 一 郎、リー・カンションらと共演。永瀬は「この映画にすごい思いを込めてもらえた台湾の映画人の人たち、そのDNAを惜しみなく注ぎこんでくれたみなさんと一緒にここに立ちたかったんですけど、それがかなわなくて非常に残念に思っています」と心境を吐露。「ただ、毎週のように壇上にたたせていただいてる気がするのですが、そのたびに『映画館にみなさんが座っていただいている』という姿をみると、本当にグっとくるものがあります。この映画も、僕にとってはコロナ前に、海外のみなさんと一緒に撮った作品です。この場に誓って、いつかまた、色々な国のみなさんと映画を一緒に作れればと思っています。まずは、この『ホテルアイリス』を見に、映画館にいらしていただければなと思っています」と映画をアピールした。
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