阿部サダヲ主演の新作映画『アイ・アム まきもと』が、2022年9月より公開されることが分かった。
・おいでやす小田、渡部篤郎に遅刻防止のアドバイスを求めるも「芸能界に入ってからは50回くらい遅刻してます」!?
ちょっと迷惑な男が“まき”起こす、 “迷惑系”ヒューマンストーリー
本作は、第70回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で監督賞を含む4賞を受賞したウベルト・パゾリーニ監督・脚本の“STILLLIFE”をベースに、本作オリジナルの新たな主人公像として、阿部サダヲ演じる強烈にユニークでオフビートなコミカルさが魅力のキャラクター“まきもと”を造形した。
市役所の「おみおくり係」に務める“ちょっと迷惑な男”牧本壮。空気が読めない、人の話を聞かない、誰にも心を開かない。そんな牧本が孤独に亡くなった人を独自のルールに従いおみおくりしていく中、様々な人々と出会い、少し煙たがられながらも彼らの心に変化をもたらしていく。そしてそんな人々とふれ合う中で、牧本自身の無味な人生も彩られていく。牧本の迷惑がいつしか“無垢な気持ち”として、周囲と自らに影響を与えていく…、というヒューマンストーリーが展開される。
監督は『舞妓Haaaan!!!』(07年)、『謝罪の王様』(13年)、『あやしい彼女』(16年)などの映画や、TVドラマ『ゆとりですがなにか』『獣になれない私たち』などの話題作を手がけてきた水田伸生。現代の日常に潜むリアルな問題をシニカルかつユーモラスに表現することに定評があり、本作でも身近にある普遍的なテーマを笑って泣けるエンターテインメントへと昇華させている。
脚本は、岸田國士戯曲賞受賞の劇作家であり、昨今はNHK『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』など映像作品に活躍の場を広げている倉持裕が担当。皮肉が効いていてユーモアに富んだセリフと登場人物への優しい眼差しが同居する、ファンタジックな物語を丁寧に紡ぎ上げる。
主人公・牧本壮役は、水田監督が手がけてきた『舞妓Haaaan!!!』(07年)、『なくもんか』(09年)、『謝罪の王様』(13年)に続き、今回4度目のタッグとなる阿部サダヲ。身寄りがなく亡くなった方を無縁墓地に弔う、小さな市役所の「おみおくり係」という役どころを超然としたたたずまいで演じる。これまで、唯一無二の存在感を放ち、シリアスな役から振り切ったコミカルな役柄まで幅広く演じてきたが、本作ではユニークな言動と行動でちょっと迷惑な存在でありながら、なぜか応援したくなる牧本を好演している。
出演にあたって阿部は「台本を読んでとっても温かい気持ちになりました。おみおくり係の牧本壮という、なんとも愛おしいキャラクター。もう少し長く牧本をやっていたかったなぁ、と思いつつ撮影を終えたのを覚えています。牧本に関わる素敵なキャストの方々とロケ地(山形)の風景。久しぶりの水田組。癒されました。ご覧になるお客様に、牧本壮の真っ直ぐ過ぎて少し迷惑かも? と思える生き様を観て、和んで頂きたいです。よろしくお願いします」とコメントしている。
『アイ・アム まきもと』は9月より全国公開。
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
【舞台挨拶あり】齊藤工が企画・プロデュース『大きな家』公開直前舞台挨拶付試写会に15組30名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.22 -
『型破りな教室』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.29