ウィル・スミスとジェイデン・スミスが『幸せのちから』(06年)以来となる親子共演をはたしたSF大作『アフター・アース』。この映画のプロモーションのために来日中のスミス親子が5月2日にザ・リッツ・カールトン東京で行われた来日記者会見に登壇、親子仲の良さを印象づける会見となった。
まずはウィルが「ハローエブリワン、コンニチハ! 今日この場に来られて光栄です。カメラのフラッシュがすごくて嬉しいです」と挨拶。ジェイデンも「コンニチハ! この場にいられて嬉しいです。来てくれてありがとう」と述べ、共に日本語の「コンニチハ」を交えた挨拶で会見はスタート。
本作の原案はウィル自身によるもの。「どういうきっかけで」という質問には、ジャッキー・チェンとジェイデンが共演し2010年に公開された『ベスト・キッド』を挙げ、「この映画の撮影中に、あまりにも2人が楽しそうにしていたのでジェラシーを感じちゃったんだ。俺が父親だぞってね(笑)。だから親子共演をはたせる企画を考えようと思った」と明かすと、「ある日インスピレーションがわいて1000年後の未来を舞台にしようと思った。たまたまシャマラン監督の誕生日に電話したら、誕生日のお祝いはいいから、何か企画の話をしてよって言われてこの話をした。そしたらすごく気に入ってくれて、そこからどんどんと膨らんでいった」と続けた。
また、人類が住めなくなった未来の地球を舞台にした本作で、何を伝えたいかという質問にウィルは「もし地球を破壊してしまったらどんなことになってしまうのかというのをこの映画では描いているが、ジェイデンの世代はどんどん問題は大きくなってしまうので、我々は関心を寄せなければいけないと思う」と回答。ジェイデンも「これまで人間は地球を扱うべき接し方をしてこなかったと思うので、この映画を見た人にはこれを警鐘に、自分が何をできるのかを考えてもらうきっかけになれば」と話した。
会見では、ジェイデンがウィルに「話が長いから半分ぐらいにして」と勧告し、そのことを素直に詫びたウィルが、ジェイデンを立てるためか、息子を質問攻めにする場面も見られた。
ウィルは記者の代わりにジェイデンに「自分の父親と働くのはどんな感じだった?」と質問。ジェイデンが「すごく面白かったよ。彼はすごく素晴らしい俳優だからね」と褒めると、ウィルが「そうか」と嬉しそうな笑みを浮かべ、「ほかには?」と息子からのさらなる褒め言葉をリクエスト。「彼は強かった?」(ウィル)、「イエス」(ジェイデン)、「ヒーローと呼べる人かな?」(ウィル)、「まぁ、そうだね(笑)」(ジェイデン)とやりとりするなど仲の良さを楽しく見せつけ、集まった報道陣を笑わせていた。
『アフター・アース』は6月21日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。
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