ウィル・スミスの最新作『ドリームプラン』が今週より公開された。世界最強のテニスプレーヤー姉妹──ビーナス&セリーナ・ウィリアムズの実父であり破天荒な人物、リチャードの実話を描いた感動作で、ムビコレではレイナルド・マーカス・グリーン監督のインタビューを掲載している。
・『ドリームプラン』レイナルド・マーカス・グリーン監督インタビュー
テニスの映画ではなく、家族の映画を作りたかった
ウィル・スミスがプロデューサーとして映画化を熱望した本作。テニス未経験のリチャードが、娘たちが生まれる前から独学で作った唯一無二の「計画書=ドリームプラン」を主軸に、自らの計画の価値を信じ続けた父、娘、家族の絆、2人の世界チャンピオン誕生の知られざる秘密が描かれていく。
「私にとって、テニスについての映画を作るということよりも重要なことがありました。それは家族についての映画を作るということでした。テニスをする家族です」と語るグリーン監督。
彼は、ビーナスとセリーナの2人について、「愛情を浴びるように受けて育った」と説明。「姉たちや両親が、彼女たちを全面的にサポートしてくれていました。彼女たちの人生をより豊かにするために自分たちの人生を捧げてくれていたのです」と、リチャードたちの献身を称えた。
すでに知られているウィリアムズ家の物語でありながら、新たな発見を追い求めたグリーン監督。「もしもあなたがこの映画がどんなものか分かっていると思って映画館に来たとしても、実は(まだ)分かってはいないのです。ビーナスとセリーナが現在どうなっているかは誰でも知っています。しかし、彼女たちがどのようにしてそこにたどり着いたのかという旅の軌跡は知らないのです。これこそが(この映画を作る際の)課題だったと思います。けれども同時に、この映画を作る上ですばらしかったのは、自分たちでこの答えを見つけることに挑戦したことでした。そして、私たちはそれを成し遂げたと思います」。映画本編では、家族の新たな物語を発見できそうだ。レイナルド・マーカス・グリーン監督のインタビュー全文はこちらから!
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