神山健治監督が『009 RE:CYBORG』イベントに登場、ジョーとジェットの確執を語る

神山健治監督
神山健治監督
神山健治監督
『009 RE:CYBORG』発売直前上映会&トークイベントの様子
『009 RE:CYBORG』豪華版 Blu-ray&DVD

石ノ森章太郎の「サイボーグ009」を『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズ、『東のエデン』の神山健治監督が映画化した『009 RE:CYBORG』。そのBlu-ray&DVD発売を記念し、5月21日に新宿バルト9で発売直前上映会&トークイベントが行われ、神山監督が登壇した。

故・石ノ森章太郎の未完の大作に切り込む意欲作/『009 RE:CYBORG』

リピーターたちが大勢詰めかけた会場は熱気ムンムン。大きな拍手で迎えられた神山監督は「明日、Blu-ray、DVDが発売になるにも関わらず、今日また劇場で見ようと来てくださって、本当にありがたい」と挨拶。

ヨーロッパでもプレミアが行われ、韓国では5月9日から25館で上映がスタートするなど海外からも注目されているが、各国の反応について「とくに韓国ではとても作品にのめり込んでくれていた。熱狂的な方が多かった」と話していた。

イベントでは観客からの質問に答えるティーチインも行われ、「原作と比べ、ジェットは体が変わっている。さらに改造されたのか」という質問には「ジェットはアメリカに帰り、さらにアップグレードしている設定。愛国心をもって自らが携わるプロジェクトに合わせて、前向きにアップグレードを繰り返している」と答えた。

さらにジェットについて「より人間らしく普通の高校生として過ごすジョーに比べ、改造を繰り返したことで、確執が深まったのでは?」と質問されると、神山監督は「離れている間、ジョーについて詳しいことは知らなかったはず。ジェットは自分の気持ちに前向きにアップグレードしていったはずなので、そこで溝が深まったというこはない」と踏み込んだ設定を明かしていた。

「『009 RE:CYBORG』豪華版 Blu-ray&DVD」には描き下ろしコミック「サイボーグ009 旅立ち編 〜Setting off〜」が特典についてくるが、「描き下ろしのコミックは今回、ひとつの大きな目玉」と神山監督。内容については「原作から映画までの27 年間の空白を描いていて、どうしてみんなバラバラになったのか、ジョーとジェットの確執は何が原因なのかもわかる」とアピールしていた。

『009 RE:CYBORG』。そのBlu-ray&DVDは5月22日より発売中。

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