木南晴夏、初主演映画『百年の時計』初日に、大きな拍手を受け「嬉しい！」

2013.05.26

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左から中村由利、宍戸開、鈴木裕樹、木南晴夏、ミッキー・カーチス、中村ゆり、近江陽一郎、金子修介監督

香川県にある高松琴平電気鉄道、通称“ことでん”開通100周年を記念した『百年の時計』。この映画の初日舞台挨拶が5月25日にテアトル新宿で行われ、長編映画初主演となる木南晴夏をはじめ、ミッキー・カーチス、中村ゆり、鈴木裕樹（D-BOYS）、近江陽一郎（D2）、宍戸開、中村由利子（音楽）、金子修介監督が登壇した。

・［動画］『百年の時計』予告編

本作は、憧れの芸術家・安藤行人の回顧展を担当することになった新米学芸員の神高涼香が、同展に消極的な行人から百年の時を刻み続ける古い懐中時計を見せられるところから展開。それは故郷を離れた若き日に、列車で見知らぬ女性からもらった時計で、行人から持ち主探しを頼まれた彼女が、時計探しを続けるなかで、百年の時計に秘められた叶わぬ初恋の物語が次第に浮かび上がっていく。

主人公の学芸員・涼香を演じた木南は、初主演の気持ちを聞かれ「みなさん映画はいかがでしたでしょうか？」と客席に話しかけ、大きな拍手を受けると「嬉しい！温かい拍手をいただきとてもほっとしています。舞台挨拶も楽しんでいってください」と挨拶。

芸術家の行人に扮したカーチスは「我々としては待ちに待った、やっとこぎつけた全国公開なので本当に嬉しいです。みなさんにも宣伝していただいて、明日からもたくさんの人に映画館に見に来ていただきたいです」とアピールした。

また、カーチス演じる行人の“運命の人”を演じた中村は「映画のなかでですが、何十年もの時間をかけてただ1人の男性に愛される女性を演じることができてとても幸せでした。純愛って若いうちだけのものって感じがしていたんですが、こういう愛の形を見せられると、年をとっていくのもすごく楽しみだなぁと思いました」と話していた。

一方、行人の若き日を演じた近江は、この日初めて本作をスクリーンで見て泣いちゃったと告白。カーチスから「どの辺で泣いたの？」と振られると、「申し訳ないんですけど…自分のシーンで」と答え照れ笑い。客席も大笑いするなか、近江は「自分の芝居じゃなく、中村ゆりさんと僕が離れ離れになったとき、駅のホームにいる僕を見て中村ゆりさんがものすごくいい表情をされていて、うるっときました」と説明した。

すると木南演じる涼香の恋人役を演じた鈴木も「本当に素敵な映画で、僕も初めて見たときに泣いてしまいました」と告白。ただし、泣いたのは自分のシーンではないようで「ミッキーさんのところで泣きました」と続け、客席を沸かせていた。