日曜劇場『DCU』第8話ゲストに田辺誠一

海上保安庁に新設された水中捜査のスペシャリスト集団「DCU(Deep Crime Unit、潜水特殊捜査隊)」の活躍を描くTBSのドラマ日曜劇場『DCU』が日曜よる9時からTBSテレビで放送中だ。水族館での殺人事件が解決したのも束の間、第7話では爆破事件が起こり、いよいよロシアとの黒い繋がりを匂わせる展開を見せている。そんな中、3月13日放送の第8話のゲストに、田辺誠一を迎えることがわかった。

・To Be Continued岡田浩暉、瀬能(横浜流星)の父を知る科学博士で登場!

田辺が演じるのは、総合レジャー施設のホテル花水木の支配人・戸塚明男。東都重工の研究員として瀬能(横浜流星)の父である瀬能陽一(西尾浩行)と共に研究に打ち込んでいた過去を持つ。妻に先立たれ、現在は娘と共にホテルを切り盛りする日々を送っている。

田辺が日曜劇場に出演するのは、1996年に放送された『ふたりのシーソーゲーム』以来、実に26年ぶり。主演の新名を演じる阿部寛とは、同時期に「MEN’S NON-NO」のモデルとして誌面を飾っていたこともあり、2人が劇中でどんな演技バトルを見せるのかにも注目だ。

田辺は、そんな阿部との共演について、「役者の世界で唯一の直属の先輩である阿部さんの主演作に参加できて光栄です。メンズノンノモデル時代から35年、舞台ではご一緒していますが映像作品で共演するのは初めてです」と明かす。

その上で本作品については、次のようにアピールした。

「阿部さん演じる新名と正面から対峙する役、そして物語が終盤に向かう大切な局面ですので、緊張感を持って臨みました。骨太なエンターテインメント作品が多い日曜劇場、みなさんの心に残る回になればうれしいです。僕が演じる戸塚の持つ過去、抱えている秘密。そして家族を守ろうとする男の弱くも強い心を見守っていただければうれしいです」

第8話あらすじ

自分の父・陽一(西尾浩行)がテロリストの一味かもしれないと知り動揺する瀬能(横浜)の傍ら、新名(阿部)たちは成合(吉川晃司)がある総合レジャー施設に潜伏していることを突き止めた。

新名は真子(市川実日子)との新婚旅行を装い、捜査のために先に現地入りしていた西野(高橋光臣)と合流。そしてホテルを営んでいる支配人の戸塚明男(田辺)が、かつて東都重工で陽一の助手をしていたことを知る。

新名が戸塚に研究データの横流しについて尋ねると、戸塚は明らかに動揺した様子を見せる。その直後、西野が何者かに襲われる事件が発生し、同じ頃、瀬能は新名が持っていた陽一の鍵が何かを調べるため実家に帰省していた。

そして一枚の写真からある店に目星をつける。そして調べていくうちに、瀬能は徐々に過去の記憶を取り戻していく……。

これまでにない水中未解決事件に特化したクライムミステリー

本作品は、水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたオリジナルドラマ。水にまつわる事件・事故に隠された謎に迫るウォーターミステリーだ。

「DCU」は、海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団という設定。彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく、警察には困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜り、隠された証拠を探し事件を解決することにある。“水中未解決事件を解明すること”が彼らのミッションなのだ。日本では、遺体を水中に投棄・隠ぺいするなどの事件が数多く発生し、地上の事件に比べ解決率が低いのは、捜索に多くの危険や困難を伴うからだという。もし水中事件や水難事故に特化した世界レベルの精鋭スキューバダイバー捜査官が存在したら……? これまでにない興味深い設定が話題となっている。

それもそのはず、本作品は、TBSとケシェット・インターナショナル社およびファセット4メディア社の共同制作。TBSテレビとケシェット・インターナショナル社が19年に締結した「ドラマを共同開発・制作」する契約に基づく作品の第1弾にあたる。

ケシェット・インターナショナル社は、世界的大ヒット作『ホームランド』で知られるイスラエルのテレビ局「Keshet12(ケシェット12)」をグループに持ち、世界との太いパイプを持つ総合メディア会社。また、ファセット4メディア社は、「DCU」のIPホルダーであり、カナダを中心に世界市場に向けた革新的なテレビシリーズの開発、制作、配信を手掛ける制作会社である。このプロジェクトは、日本国内のみならず海外展開も視野においており、世界を見据えた新しい潮流の先駆けとしても注目に値する。

日曜劇場『DCU』は、毎週日曜よる9:00にTBSテレビで放送中。