上海映画祭出席の北乃きい、中国語で挨拶し客席を沸かせる/『爆心長崎の空』

第16回上海国際映画祭に参加した北乃きい(左)と日向寺太郎監督(右)
第16回上海国際映画祭に参加した北乃きい(左)と日向寺太郎監督(右)
第16回上海国際映画祭に参加した北乃きい(左)と日向寺太郎監督(右)
現地マスコミに囲まれた北乃きい(左)と日向寺太郎監督(右)
北乃きい(左)と日向寺太郎監督(右)

第16回上海国際映画祭コンペティション部門に出品された『爆心長崎の空』が6月21日に公式上映され、主演の北乃きいと日向寺太郎監督が舞台挨拶に登壇した。

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会場は満席の盛況ぶり。会場入りした北乃らは現地のマスコミに囲まれ急遽フォトセッションが行われるなど作品への関心の高さが感じられた舞台挨拶で、北乃は「上海に来られてとても嬉しい」と映画祭への参加を喜び、「この映画は、人が絶望的になったとき、どのようにして立ち上がれるのかという姿を描いた作品です。長崎でのお話ですが、みなさんに何かを感じてもらえたら」と、普遍的なテーマの作品であることをアピールした。

現在、NHK・Eテレ『テレビで中国語』の生徒役をつとめる北乃は、中国語で「私は小籠包が好きです!」ともコメントし、会場を大いにわかせていた。

一方、日向寺監督も「上海の皆さまにこの映画を見てもらえて嬉しい」と中国語で挨拶。映画については「描きたかったのは、深い悲しみと苦痛から、どのように人間が立ち直っていくのかという希望の物語です」と訴えた。

日中平和友好条約締結35周年という節目の今年は、映画祭期間中に「上海・日本映画週間」として9本の近作も上映されるなど日本映画への注目も集まっていて、コンペティション部門での唯一の日本映画となった本作の受賞の行方にも期待が高まっている。

『爆心長崎の空』

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