永作博美が主演する感動作『四十九日のレシピ』の主題歌を安藤裕子が担当すると、配給元のギャガが発表した。
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同作は、突然の母の死に戸惑う父と娘が、母の願いだった「四十九日の大宴会」を迎えるまでの様子を描いた心温まる作品。自らの結婚生活に問題を抱えた娘を永作が演じるほか、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子らが脇を固める。
今回、安藤が歌うのはハワイアンを代表する鎮魂歌「アロハオエ」で、安藤自身が日本語の詩を描き下ろし、優しい歌声でクライマックスを彩っている。安藤が映画の主題歌を担当するのは『自虐の詩』の主題歌「海原の月」以来6年ぶり。また安藤と永作のタッグについても、06年に話題となった月桂冠のCM以来2度目ということで注目を集めている。
タナダユキ監督は起用の理由について「映画の最後は『アロハオエ』と決めていた。誰の声で“去り行く人に送る唄”を聞きたいか。思い浮かんだのは、安藤裕子さんの透明感溢れる優しく甘く切ない歌声だった」とコメント。完成した主題歌については「儚げなのに力強い奇跡のような歌声。それは映画という枠すら超えて、より多くの人に届いて欲しいと願わずにはいられない、“安藤裕子にしか唄えない” 『アロハオエ』だった」と絶賛した。
一方、安藤も「今回この曲を歌って欲しいと言われたとき、最初はとても戸惑いました。ハワイアンなんて知らないんだもの。だけど本編を見て、歌える。そう思いました」と、オファーを受けたときの心境を振り返った。
主題歌決定のニュースと共に解禁になったのが映画のポスター画像。母から大切なことを聞きそびれた娘(永作博美)、そして妻を亡くし茫然自失の父(石橋蓮司)の2人がさまざまな感情を胸に前を向いて佇んでいる姿に、「母が遺したのは、人生の処方箋(レシピ)でした。」というキャッチコピーが重なり、心温まる感動を伝えている。
『四十九日のレシピ』は11月9日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。
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