『風立ちぬ』ヴェネチアに続きトロント国際映画祭にも出品!
7月20日に封切りとなり、現在、観客動員580万人突破と大ヒット上映中の宮崎駿監督最新作『風立ちぬ』が、ヴェネチア国際映画祭に続き、第38回トロント国際映画祭にも出品されることがわかった。
・『風立ちぬ』が『崖の上のポニョ』対比127%の好スタート。『もののけ姫』に迫る勢い!
今年は9月5日から9月15日にかけ開催されるトロント国際映画祭は、北米最大規模の来場者数を誇る映画祭。コンペティション部門がないことが特徴で、そのため、この映画祭における最高賞にあたるのが観客投票によって決められる観客賞(ピープルズ・チョイス・アウォード)。
近年、『スラムドッグ$ミリオネア』(08年)や『英国王のスピーチ』(11年)といった作品が観客賞に輝いた後に、アカデミー賞作品賞を受賞していることからオスカー前哨戦のひとつとも言われている。
今回『風立ちぬ』が選出されたスペシャル・プレゼンテーション部門は、世界を代表する映画作家の作品を集めた部門。日本のジブリ試写室で『風立ちぬ』を鑑賞し、涙を流したという同映画祭関係者による熱烈オファーを受け、急きょ出品が決定した。
これまでトロント国際映画祭にジブリ作品は、ジブリが本格的に北米配給をはじめた『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』が出品されたほか、2011年には『コクリコ坂から』出品に伴い、宮崎吾朗監督も参加している。アカデミー賞前哨戦といわれる同映画祭で『風立ちぬ』が観客賞を獲れるかどうかにも注目だ。
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