松本零士の人気作「宇宙海賊キャプテンハーロック」を3000万ドルもの総製作費をかけて3Dアニメ映画化した『キャプテンハーロック』。第70回ヴェネチア国際映画祭の特別招待作品にもなっているこの映画のレッドカーペットイベントが、8月20日にお台場で行われた。
この日は松本零士がデザインした、宇宙船チックなシルバーメタリックの船「ホタルナ」に乗ってボイスキャストをつとめた小栗旬、三浦春馬、古田新太、福田彩乃と荒牧伸志監督が登場。
主人公ハーロックの声を演じた小栗は、海から登場した感想を聞かれ「気持ち良かったです」と爽やかな笑顔を浮かべると、完成した映画については「すごい壮大なスケールで、見たこともないような世界観が広がっているので、楽しんでいただけると思います」と挨拶。
アルカディア号に送り込まれた敵の工作員・ヤマの声を演じた三浦は「僕は3年前くらいから声優に挑戦してみたいなと強く思っていたので、今回、このような素晴らしい作品に出させてもらって本当に光栄に思っています」と初挑戦となった声優についてコメント。小栗と一緒の収録もあったそうで「日頃から頼りにしているので、横にいてくれているだけで心強かったです」と話した。
また、原作でも人気のヤッタランの声を担当した古田は、自身がハーロック世代であることを明かすと、「僕もファンだったので、ヤッタランやハーロックのファンのみなさんに、なるべく嫌われないようにと心がけました」と語り、ハーロックの肩の上に乗っているトリさんの声を演じた福田は「初めてトリの声を声優でさせていただいたんですけど、前日にはキジやペリカンの動画を見まくりました。もともとニワトリのモノマネのレパートリーはあったので、そこから少しキャプテンハーロック風にアレンジして収録に挑みました」と役作りについて語った。
一方、荒牧監督はヴェネチア国際映画祭で本作が上映されることについて「イタリアでも、もともと人気のある作品と聞いていますので、どういう反応があるのか楽しみです」と笑顔をのぞかせ、最後に小栗は「大きな勇気を持って戦い続けている姿というのは、いつ見てもカッコイイと思う。そこがハーロックのカッコイイところじゃないですかね」と本作の見どころをアピールしていた。
『キャプテンハーロック』は9月7日より全国公開となる。
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