「史上最低で最高のロックフェス」と言われる「BEATCHILD」の模様を収めたLIVEドキュメンタリー映画『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987』。この作品の公開を記念して8月22日に六本木MORPH-TOKYOで「BEATCHILD復活式」が行われ、当時、同フェスに出演していたダイアモンド☆ユカイと白井貴子が登壇した。
BEATCHILDは1987年8月22日〜23日にかけ熊本・阿蘇の大自然のなかで、夜を徹し12時間に渡って行なわれ、7万2000人もの観客を動員したロックフェス。開催時に夕立程度だった雨は、夜が深まるにつれ豪雨へと変わってゆき、アーティストや観客にとって残酷なまでの悪天候の下、中止することなく最後まで完走した伝説的フェスでもある。
今回、このフェスが映画化されると聞いたときの感想を聞かれたダイアモンド☆ユカイは、「ついに来たか、と。よく、そうそうたるアーティストたちが、映画化を了承したなと思いました。だってビショビショでカッコ悪い姿も映っているからね。俺のときはピーカンでカッコ良く映ってるからいいけど」と回答。白井は「映像があるのは知っていたけど、映画化が実現するとは。すごく嬉しかったです」と答えた。
さらにダイアモンド☆ユカイは、映画本編のダイジェスト映像を見ながら「豪雨のなか、よくやったよね。でもこの雨、この自然が演出になってるよ。お客さんが寒さで倒れてアーティストの楽屋に運ばれて、スタッフは売ってたグッズやタオルで体を拭いてあげてた。みんな一体になってた。ただ映像で見ると俺が一番カッコ良いね。白井さんはすごくセクシー。なんで口説かなかったんだろう? 尾崎君のライブってすごくエネルギッシュだよね。この頃の尾崎君は飲むとラーメン3杯食べてたよ」などと裏話を明かしながら、当時を振り返っていた。
今回のイベントには、同フェスの開催地だった熊本を代表し、熊本県のPRキャラクター「くまモン」も登場。8月22日がBEATCHILD開催日であることから、記念日としてバースデーケーキも用意され、参加者全員でその復活を祝った。
また、マスコミから藤圭子が亡くなったことを知らされると、ダイアモンド☆ユカイは「俺、ファンだったんだよ。歌謡界に新しい風を吹かせた人。実際にお会いして歌ってる姿を見たかった。彼女こそ本当のディーバだよね」と神妙な面持ちで語っていた。
『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987』は10月26日よりイオンシネマ、TOHOシネマズ、Tジョイほかにて全国公開となる。
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