SFアクション大作『エリジウム』のL.A.プレミアが、8月7日（現地時間）に行われ、主演のマット・デイモンとジョディー・フォスターらが出席した。
本作は、異色SF『第9地区』を大ヒットさせたニール・ブロムカンプ監督の最新作。荒廃した地球に暮らす貧困層とスペースコロニーに暮らす富裕層とに二極分化された2154年の世界を舞台にした作品で、余命あとわずかな貧しい主人公をデイモンが、美しいコロニーを守ろうとする防衛長官をフォスターが演じている。
夫婦で出席したデイモンは「今までにやったことのなかった役だし、こういうような楽しいアクションSF映画をやるのも初めてだったし。“初めて”がたくさん詰まった映画だったよ。いい体験だったね」とコメント。
フォスターは「超大作、娯楽映画って言えると思うわ。とてもエキサイティングな映画ね。私はこういう映画は普通やらないんだけど、幸運なことに仕事をさせてくれたわ。奇妙なことに今までに仕事したなかでも撮影が楽しかった映画のひとつだわ」と映画について説明。自らの役柄については「悪者って言えなくもないけど、実際は自分の住んでいる場所を守ろうとしているだけなの。特権を与えられていない人々をそこに入れないようにするのが彼女の役目ね。彼女としてはこの世界が地球のようになって欲しくないのよ」と語った。
一方、ブロムカンプ監督は2人について「デイモンとフォスターのおかげで僕の仕事が楽になったよ。なぜかって言うと、彼らはすごく上手だから」と称え、「アドベンチャーの要素を持ちつつも、今僕たちが住んでいる世界に関する疑問を投げかける面を持っているところ」が見どころだと話していた。
『エリジウム』は8月9日より全米公開、9月20日より日本公開される。
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