理想の未来とシビアな現実との間で揺れ動き、自分の気持ちに向き合うヒロインに全世界から共感の声

#ノルウェー#ヨアキム・トリアー#レナーテ・レインスヴェ#わたしは最悪。

『わたしは最悪。』
(C)2021 OSLO PICTURES - MK PRODUCTIONS - FILM I VÄST - SNOWGLOBE - B-Reel – ARTE FRANCE CINEMA
『わたしは最悪。』
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『わたしは最悪。』

カンヌ国際映画祭の女優賞を皮切りに19の映画賞を受賞、101賞にノミネート!

ノルウェーの奇才ヨアキム・トリアー監督による注目作『The Worst Person In The World』(原題)の邦題が、『わたしは最悪。』に決定。7月1日より全国順次公開されることになった。これに先立ち場面写真3点が解禁された。

・アカデミー脚本賞&国際長編映画賞ノミネートのラブストーリー『The Worst Person In The World』7月1日順次公開

主人公のユリヤは30歳という節目を迎えたが、人生どうにも方向性が定まらず、自分の才能をいくつも無駄にしてきた気がしている。魅力的だった年上の恋人アクセルはグラフィックノベル作家として成功し、しきりに身を固めたがっているが、意思表示されればされるほどユリヤは気乗りしない。

ある夜、彼女は招待されていないパーティに紛れ込み、若くて魅力的なアイヴィンと出会う。ほどなくして、アクセルとは別れて新しい恋愛に身を投じ、人生の新たな展望を見出そうとするが――。

本作は、主演のレナーテ・レインスヴェがカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞したのを皮切りに、世界中の映画祭や映画賞で異彩を放つダークホース作品として話題を呼び、19の映画賞を受賞、101賞にノミネート。間もなく受賞式が開催される第94回アカデミー賞では主要部門の脚本賞、さらには国際⻑編映画賞にノミネートされる快挙を成し遂げた。

アメリカ公開時には4スクリーンという限定公開ながら絶好調のスタートを記録。2020〜22年公開の外国語映画では『パラサイト 半地下の家族』(19年)や『燃ゆる女の肖像』(19年)に続いてスクリーンアベレージ第3位を達成し、「鋭く痛烈! まさに傑作」(DEADLINE)、「世界最高の映画だ」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)と各方面から絶賛された。

今回新たに解禁されたシーン写真は3点。恋人アクセルに隠れて別の男性と楽しむ様子や、オフモードの姿、打って変わって華やかなパーティでしっかり仕上げ、美しく湖畔で佇む様子など、いずれも“ユリヤの日常”を切り取ったもの。

全世界から共感の声があがっている主人公ユリヤを演じるのは、ノルウェーの新星レナーテ・レインスヴェ。奔放でありながらも、その年代特有の心の機微を、大胆かつ繊細な表現力で見事に演じ切る。

本作の監督トリアーは「この映画を作るきっかけは、レナーテだった。彼女の舞台での演技に魅了され、主演を務めたことのなかった彼女のために脚本を書いた。主人公のキャラクター造形、複雑な心境を作っていくうえで、彼女に助けられたことがたくさんある。人間ドラマ、コメディなどたくみに演じられる素晴らしい才能を持っている、今一番の女優だと思う」と語る。

『わたしは最悪。』は7月1日より全国順次公開される。