1970年代に放送され、抜群の人気を誇ったテレビアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』を実写化した『ガッチャマン』。この映画の初日舞台挨拶が8月24日にTOHOシネマズ日劇2で行われ、ガッチャマンを演じた松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平と、初音映莉子、中村獅童、岸谷五朗、佐藤東弥監督が登壇した。
本作の見どころの1つが新宿を舞台にした戦闘シーン。次回作があるとしたら、今度はどこで戦ってみたいという司会からの質問に、松坂の答えは「鳥取砂丘」。「街でのアクションもいいんですけど、砂丘でやるアクションも、また違った画になりそうだなって思いました」と回答。
同じ質問に綾野はあえて代官山を挙げると「ギャラクターがカフェしていたり」と妄想トークがスタート。「ギャラクターは動物を狙わない、散歩している女性を狙わないとか、ギャラクターなりの正義がちゃんとあったりして、ギャラクターと健が向き合っていると、その真ん中に散歩中の女性がいてアタフタしていたり、『ここはやめよう』とギャラクターから切り出し戦う場所を変えたり……」と続け、「たまんないね、そういうの」とニンマリ笑顔を見せていた。
また、剛力は「沖縄のキレイな海」、濱田は「山中湖で、富士山をバックに水上戦」とそれぞれの戦い場所を答えると、「みなさん日本から出ないんですか?」という司会からの突っ込みに、鈴木は「僕は世界遺産についてはうるさいですよ。世界遺産検定1級を持っていまして」と頼もしい発言。早速「イエメンにサナーという街がありまして、世界でもっとも古い街の1つで、アラビアンナイトの世界がそのまま残っているような街で、日干し煉瓦で全部街が作られているんです」と蘊蓄(うんちく)を披露すると、会場も大盛り上がり。
だが、一生懸命声をからして説明する鈴木に対し、「そんな最古の街を壊したらダメじゃん」と綾野が指摘。鈴木は「そう」と頷きながらも「こんなステキな世界遺産を壊すギャラクターは許せない。それに戦いを挑むガッチャマン頑張れってなる」と説明し、大きな拍手を受けていた。
一方、今回イリヤという悪役を演じている中村は、本作への出演オファーを受けたときの感想を聞かれ「小さいとき、すごく『ガッチャマン』を見ていたんです。主役は松坂桃李くんと聞いたから、僕は(綾野演じる)ジョーの役なんだなと思っていたら、全然違っちゃってた」とブリッコキャラで返答。岸谷も「今、獅童が言ってましたけど、オファーをいただいたとき、一瞬、ほんの0.4秒くらいですかね、『どのガッチャマンなのかな?』、(剛力演じる)ジュンじゃないよなって思った」と明かし、ガッチャマンを演じた5人や会場の観客を大笑いさせていた。
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