生き残った全人類が1台の列車に乗って生活。ポン・ジュノ監督の異色作が日本公開へ!

2014年2月公開の『スノーピアサー』
(C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO.  ALL RIGHTS RESERVED
2014年2月公開の『スノーピアサー』
(C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED

『殺人の追憶』『グエムル−漢江の怪物−』『母なる証明』などの作品で圧倒的な才能を見せつける鬼才ポン・ジュノ監督。彼が初めてインターナショナル・キャストを迎えて送る、近未来SFエンターテインメント大作『SNOWPIERCER(原題)』が『スノーピアサー』という邦題で2014年2月にTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開されることがわかった。

『母なる証明』で韓国の鬼才監督ポン・ジュノが語る母の愛、そして狂気

同作の原作はフランスのコミック「LE TRANSPERCENEIGE」。舞台は、化学薬品によって地球温暖化を防ごうとした結果、新たな氷河期に突入して17年、すべてが雪で覆われた2031年の地球だ。

生き残った人間はすべて1台の列車に乗って生活しているという、現代版“ノアの方舟”のような設定で、先頭車両に乗って人々を支配する上流階級と、奴隷のような扱いを受ける後方車両の乗客たちの壮絶な戦いが描かれていく。

革命に燃える若きリーダーとなる主人公カーティスを演じるのは、『アベンジャーズ』でキャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンス。ティルダ・スウィントン、オクタヴィア・スペンサー、ジョン・ハート、エド・ハリスら実力派俳優が脇を固め、ポン・ジュノ作品の常連でもあるソン・ガンホが物語の鍵を握る謎の男を演じている。

本作は約400億ウォン(約35億円)もの製作費が投じられ、世界に先駆け『雪国列車』というタイトルで公開された韓国では異例の大ヒットを記録。10月のフランス公開を皮切りに全米ほか世界中での公開が決定している。

【関連記事】
携帯メールで演出?『母なる証明』会見で明かされた鬼才監督の演出法
衝撃作『母なる証明』でウォンビンらが舞台挨拶。鳩山夫人も応援に!
ついに映画化された『キャプテン・アメリカ』ワールドプレミアに豪華スターが登場!
『母なる証明』作品紹介