NHKで人気のドキュメンタリードラマ風歴史教養番組『タイムスクープハンター』を映画化した『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』。この作品が8月31日に封切りとなり、新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に要潤、夏帆、杏、時任三郎、上島竜兵、竹山隆範、中尾浩之監督が登壇した。
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同作は、タイムスクープ社という未来の通信社の時空ジャーナリスト・沢嶋雄一が、タイムワープ技術を使い時空を超え、教科書に載らない名もなき人々に密着。記録した映像から歴史の真実を追いかける姿を描いた作品。初の劇場映画となった本作では安土城消失の謎に迫る。
テレビシリーズから足かけ6年に渡って主人公の沢嶋を演じてきた要は「役者人生の半分をこの作品と共に歩んできました。『タイムスクープハンター』は自分の分身のような存在です。今日を迎えられたことを本当に嬉しく思います。役者人生のターニングポイントになりました」と役への思いを吐露。同じくテレビシリーズからの出演となる杏は、テレビシリーズではタイムナビゲーターとして常に本部からサポート役。それだけに「(今回は)社内を出て現場に行けてよかった。ピストルを撃つシーンでは、監督が弾の効果音を口でつけてくれて楽しくできました」とアクションについても満足げに語った。
一方、映画からの参加となる夏帆は「初めて現場に行ったときから、要さんや監督をはじめ、みなさんの作品に対する熱を感じました。この作品に参加できて光栄です」とコメント。時任は「本番中に監督が『10秒戻って!』とか『今のいいです』と語りかけてくるのは新鮮でしたね。神の声だと思って演じました」と振り返った。
いつものボケを封印した上島は「こんな素晴らしい作品に出演させていただいて、本当に申し訳ありません(笑)。素敵な俳優さんたちに囲まれて、特に隣の竹山さんを差しおいて僕が俳優だなんてとんでもない」と笑いを誘うと、その竹山は「上島さんが撮影前に『時代物でセリフが難しいから出たくない』と泣きついてきました。作品の良いところをちゃんと説明しましたよ」と裏話を披露した。
また、時空ジャーナリストであることにちなみ、最近スクープしたことを聞かれた要は「もしかしたら上層部では次のシーズンの話が動き始めているかもしれない。僕がオファーをもらうのは1番最後だからわからないけど、そんな感じがする。スケジュールを空けておきます」と次回作への期待を感じさせるスクープ(?)も。
最後に要は「我々の戦いは始まったばかりです。これからも沢嶋雄一としてみなさんと、たくさんお目にかかれるように頑張っていきたいと思います」と作品をアピールしていた。
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