【アジアンビューティー】今やアジアは、トレンドやカルチャーの発信地として世界でも注目のスポット。元ヘアメイクの美容ライターが、気になるアジアのファッションリーダーのインスタグラムから魅力的なショットをピックアップしてご紹介します。今回は、メイクやスタイリングによって180度違った表情を魅せる韓国の七変化モデル、チェ・アラにフォーカス。
・【アジアンビューティー】ぽってり唇が魅力のチェ・ソラ、赤リップでクールに、艶リップでガーリーに
オン眉バング×白肌×血色リップでイノセントな印象に
トップ画像は、持ち前の透き通るような白肌を活かした、ピュアでモードなヘアメイク。ほんのりナチュラルなツヤ肌をベースに、まぶたやリップにはさらにツヤ感をプラスした「テクスチャーのグラデーション」がお見事! リップラインはあえて曖昧にして、内側からにじみ出るような自然な血色感を演出。髪色との統一感もあるけれど、あえて眉の存在感を薄くしたことでこのメイクの一番の魅力であるみずみずしさが引き立っています。眉を少しでも濃く描いてしまうと、全体の印象がガラリと変わってしまうはず。
ナチュラルメイクの笑顔がまぶしい! 「あざと毛」もポイント
素顔の彼女にかなり近いのでは? と思わせる無邪気な笑顔が微笑ましい1枚。韓国版「ELLE」ブライダル特集号のカバーを飾った際のショットです。あえて作り込まないことで新婦の初々しさやピュアな魅力を表現したような、極めてナチュラルなヘアメイク。特に目立つ要素がない分、ここではさりげなくあしらわれた耳前の“おくれ毛”がキーポイントに。一部では「あざと毛」などとも呼ばれ、可愛さが盛れる重要ポイントとして世の女子たちが日々鏡の前で格闘している顔周りのおくれ毛。あざと毛専用コームやスタイリング剤も発売されるなど、その注目度は依然加熱中。
エキゾチックでセクシーなまなざしにドキッ!
本来色白の肌をあえてダークスキンに仕上げて、目元を盛りつつヌーディーなマットリップで仕上げた1枚。メイクとアラの表情が相まって、“あざとさ”のないナチュラルな大人の色気を醸すショットに仕上がっています。メイクは、あまり暖色系の色味を使わずに肌なじみの良いトーンで統一。目元は、ブラウンのアイシャドウを丁寧に塗り重ねてグラデーションで立体感を出し、マスカラでまつ毛を強調。ここでリップをぷるぷる&ツヤツヤに仕上げてしまうと「セクシーさ狙い」の意図がバレバレですが、本音を隠してあえてマットをセレクトしたところが逆に“あざとさ”を感じる1枚。
今回は、メイクによってアラが魅せる多彩な表情をご紹介したかったので撮影時のショットばかりピックアップしていますが、彼女のインスタ投稿は比較的オフショットが多め。多くのモデルがシューティングやコレクションの際の完璧に作り上げられた自分をメインにアップする中、普段の姿が垣間見られる写真を多く投稿しています。(文:羽野ハノン/ライター)
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