マッツ・ミケルセン登場の『ファンタビ』新作、頂上決戦の“ゲームチェンジャー”は誰!?
『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』全10作で興⾏収⼊が1000億円、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの観客動員数が1000万⼈突破と国内洋画シリーズ興⾏成績でもNo1の成績を誇る魔法ワールドシリーズの最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が、4月8日より全国公開される。それぞれの野望や目的がある中、ついに明かされるダンブルドアとその一族の秘密…。誰が何を目的とし、それぞれがどう動くのか。 今回は、現在判明していることから、今作で繰り広げられる頂上決戦の“ゲームチェンジャー”となりうる人物を考察する。
・芦田愛菜「11歳になるまでホグワーツに行くんだと思っていた」
変わり始めたピュアな主人公、ダンブルドアも信頼を寄せるニュート
魔法動物学者のニュート(エディ・レッドメイン)は、これまで魔法動物を守るために世界中を旅してきた。人との関わりよりも魔法動物と心を通わせてきたニュートは、イギリス魔法省で闇祓(やみばら)いとして働く兄テセウスからの助言も聞き入れず、ダンブルドアから頼られても一線を引き、魔法動物の保護を第一に行動してきた。何にも左右されず、自分が信じるものに誠実に行動してきた心優しいニュートだからこそ、ダンブルドアも信頼を寄せている。そしてニューヨークでティナ(キャサリン・ウォーターストン)やマグルのジェイコブに出会い、目の前で大切な人を失ったことで、少しずつ変わり始めたニュートが、ついに魔法界と人間界をグリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)から救うため立ち上がる。
今作では、ジェイコブ(ダン・フォグラー)に自らハグを求めるなど、兄テセウス(カラム・ターナー)を驚かせる場面も。ニュートが周りの人々と関わり合い、助け合って、デコボコチームを引っ張っていくのだろうか!?さらに、ニュートの側には、彼が旅をともにしてきた魔法動物たちの存在が。ニフラーのテディやボウトラックルのピケットなど、ニュートが大切に関係を築いてきたからこそ、時には偶然だが、ピンチの時にはニュートを助け活躍してきた。誰よりも魔法動物を愛し信じてきたニュートと魔法動物の活躍は見逃せない。
選ばれしマグル(非魔法族)のジェイコブ
これまでにホグワーツ魔法魔術学校に、足を踏み入れたマグルはいただろうか? それだけではなく、杖を贈られたマグルは?そのどちらも経験するのが、ジェイコブである。そんな、特別な存在であるジェイコブは、ニューヨークでパン屋を営むごく普通の陽気なマグル。ニュートのおっちょこちょいに巻き込まれ、逃げ出してしまった魔法動物を捕まえるのに手を貸し、ティナの妹クイニー(アリソン・スドル)と出会い恋に落ち、何かと魔法界と接点を持ち続けてきた。そして本作で、ついにジェイコブはホグワーツに足を踏み入れる。
さらに、ニュートとダンブルドアが率いる魔法使いのデコボコチームにマグルで唯一仲間入りし、ダンブルドアから杖も贈られる。予告でも分かる通り、ジェイコブをデコボコチームに引き入れるためパン屋に訪れたのは、呪文学の教師ユーラリー(ジェシカ・ウィリアムズ)だが、ユーラリーから魔法の呪文を教わるのだろうか? 魔法使いたちは杖を通して自分の持つ魔力を発揮しており、杖を持ったからといって誰でも魔法が使えるわけはないが、ジェイコブは魔法を使えるのだろうか? はたしてマグルのジェイコブに杖を贈ったダンブルドアの思惑とは? ジェイコブが魔法界に新しい風を送り込む人物であることに間違いはないが、ゲームチェンジャーとなるのか?
不死鳥と一緒の姿も。未知の力を秘めたクリーデンス
史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルドが欲しがるほどの強力な力を秘めた、まだまだ謎に包まれた人物クリーデンス。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16年)では、クリーデンスは体を蝕むほどの魔力を持つオブスキュラスと化してしまうほどであった。グリンデルバルドは「血の誓い」により、ダンブルドアと直接戦うことはできないため、クリーデンスの強力な力を利用して、ダンブルドアに抗する武器を作り出そう企んだ。それほどまでに、クリーデンスが持つ魔力の強さは未知数とされている。
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(18年)では、魔力をコントロールできているかのように見えているが、彼自身にも計り知れない魔力は、今後の戦いにおいて重要になってくるだろう。ダンブルドア家の人間が窮地に陥ると現れると言われている不死鳥がクリーデンスの頭上を飛んでいるシーンからも、ゲームチェンジャーになる可能性は非常に高い!
『ハリー・ポッター』シリーズでも暗躍したナギニ
ニューヨークを後にしたクリーデンスが出会ったのが、サーカス団に捕えられていた、蛇の姿に変身する女性ナギニ。『ハリー・ポッター』シリーズで“名前を言ってはいけないあの人”ヴォルデモートの右腕となり、暗躍していたあのナギニである。自身の出自を知ろうとするクリーデンスに寄り添い続けるも、クリーデンスがグリンデルバルドとともに去ってしまった後、彼女はニュートらとともにホグワーツ城を訪れているが…。
ナギニはデコボコチームと共に戦うのか? そして、蛇の姿に変身するという血によって受け継がれる呪いを背負ったナギニだからこそ、出自を知ろうとするクリーデンスの心を救うことができるのではないか? 後にヴォルデモートの右腕となるほどの存在であるナギニが、どう動いていくのか注目だ。
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は4月8日より全国公開。
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