松山ケンイチ、長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』が、2023年に全国公開されることが分かった。
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介護士が連続殺人犯になるまでの過程に迫るヒューマンサスペンス
本作は、第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した葉真中顕の同名小説を原作とするヒューマンサスペンス。献身的な介護士にして連続殺人犯の斯波宗典(松山)と検事・大友秀美(長澤)が対峙し、なぜ斯波が殺人を犯したのかに迫る。
監督・脚本を務めたのは『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』(18年)、『老後の資金がありません!』(21年)、『そして、バトンは渡された』(21年)が3作品続けて話題作となった前田哲。監督と共に脚本を務めたのは、『砂の器』(04年)、『ストロベリーナイト』(13年)、『四月は君の噓』(16年)などの脚本で知られる龍居由佳里。
本作は監督と松山、そしてプロデューサーが長年温めてきた思い入れのある作品であり、前田監督と松山が幾度も話し合いを重ねて脚本の完成に至った。また、撮影は劇中の舞台である長野県にて2022年3月より約1ヵ月間敢行したという。
主演の松山は「この映画は、これから生きていくうえで大事にしなければならないものや、若い人たちに伝えるべきことがたくさん詰まっている作品だと思います。他人事ではなく、自分の事として考え悩みながら演じました。自分が出せる答えを見つけ、監督、スタッフさん、長澤さんと一緒に納得がいく作品が作り上げられたのではないかと思っております」とコメント。
共演する長澤は「私が演じた『検事』は最初から最後まで正しいとはなにかを、悩み、心が揺れ動く役でした。私自身の迷いや心の揺れと、秀美の感情が良い方向にリンクし、良い演技ができました。この映画の『伝えたいこと』を、多くの皆さんに受け取って頂きたいと思います」と話している。
映画『ロストケア』は2023年より全国公開。
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