永作博美が主演した心温まる感動作『四十九日のレシピ』の完成披露舞台挨拶が9月11日に新宿バルト9で行われ、永作と石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみのキャスト、主題歌を謳った安藤裕子、監督のタナダユキが登壇。撮影の様子などを振り返った。
6月に第2子を出産した永作は、この日が出産後の初の舞台挨拶。会場から「おめでとうございます!」と祝福を受けると、「ありがとう。無事、出産できました。大変ですけど頑張ろうと思います」と笑顔を浮かべた。
突然、妻が亡くなり茫然自失状態の父。不妊に悩む一方、夫に浮気され離婚寸前の娘。2人が、母が遺した人生のレシピに助けられながら人生を再生させていく様子を温かな眼差しで描いた本作。永作は自らの役柄について「(主人公の)百合子はいろんなことを背負って生きている人で、それをリアリティをもって演じるのは大変だろうと思った」と難しさを語った。
一方、主人公の父を演じた石橋は、永作との初共演について「百合子が実家に帰ってくるところから(撮影が)始まったのですが、彼女が私の前に座るそのたたずまいを見ているだけで、『なんでお前帰ってきたんだ!』というセリフが素直に出てきた」と、永作の存在感を称えた。
そんな“父子”を助ける風変わりな若者を演じたのは岡田と二階堂。日系ブラジル人という難役を演じた岡田は、「ああ、そういう風に見えるんだなと思いましたし、もっと似ている人がたくさんいるなかで僕にお声がかかったのは試されているんだと思った」とコメント。
複雑な過去を抱えたロリータ少女を演じた二階堂は、最近は『悪の教典』など血のりを使った作品が多かったと説明してから、「お母さんに電話で『あんた、また血が出るヤツに出るの?』と心配されたことを告白。「今回は安心して見てもらえる」と喜んでいた。
この日はタイトルにちなみそれぞれの人生のレシピも披露。永作は「明日の為のレシピ」で、「過ぎたことは忘れる。つまづきを翌日に持ち込むのではなく、次の日にやらなければならないことをテンションあげて乗り越えていくのが楽しく生きる秘訣かな」と説明。質問の意味を間違えていたと苦笑いの石橋は「ちくわのレシピ」で、「おつまみの大好物はちくわの煮たやつ。(それをつまみに)お酒を飲むことで明日の糧になる」と上手にまとめていた。
また岡田は「休日のレシピ」で、だらしない性格なので休日前には家事などのスケジュールを書いておくと話し、「1日だらだらのレシピ」を上げた二階堂は「ベッドの上で食べて寝る。幼稚園から続けています」。安藤は「決めごとのレシピ」で、「考えるのが苦手なので考えない。ただ感じるというブルース・リー的な感じに決めるようにしている」と説明した。
最後の挨拶で永作は、「みなさんもいろんなことを抱えて一所懸命生きていると思いますが、主人公たちも(周囲の)人々に助けられながらいろんなことを乗り越えていきます。この映画が、みなさんが人生を乗り越えるヒントになれば嬉しい」とコメント。タナダ監督は「いろんな思いを抱えながらも、なんとか自分の足で生きていこうとする人たちのお話を楽しんでいただければ」と語りかけた。
『四十九日のレシピ』は11月9日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。
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