今年3月に発表されて以来、話題を集めている実写版『機動警察パトレイバー』の製作発表記者会見が9月25日に千葉県内にある倉庫で行われ、その全貌が明らかになった。
同シリーズは1988年に発表されて以来、コミック、ビデオグラム、映画、小説など先駆的にメディアミックス展開を繰り広げ、多くのファンを獲得した人気シリーズ。その誕生から25年経った今年、アニメシリーズでも監督をつとめた押井守を総監督に迎え、登場人物が世代交代した3代目の物語として、完全オリジナル新作『THE NEXT GENERATION -PATLABOR-』が始動する。
実写化に当たっては、全長8mもの実物大98式イングラム(パトレイバー)やレイバードッグ併設の二課棟までを完全実体化。記者会見の会場となった倉庫内には二課棟のセットが組まれ、パトレイバーもお披露目されるなど、作品世界に迷い込んだよう。
そうしたなか、出動命令のサイレンが鳴り響くと、総監督の押井をはじめ、キャストの真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、千葉繁、筧利夫が登場した。
押井総監督は実写化発表以来、ネットでいろいろ取り沙汰されていたことに触れ、「僕が例によって自分の名前だけ出して逃げちゃうんじゃないかとか、何もしていないんじゃないかとか噂されておりますが、真面目に監督しております」と挨拶。
ヒロインの泉野明役を演じる真野は「『パトレイバー』は私が生まれる前に誕生していて、多くの方に愛されている作品。今回、泉野明の役をいただいて、最初は正直、不安で一杯だったのですが、こうしてこの役に出会えたのも何かの縁だと思って、一生懸命頑張りたいと思います」とヤル気満々の様子。
塩原佑馬役の福士は「役者として警察の役もいろいろやってきたのですが、こんなに勤務中にだらけた警察をやるのも初めてなら、こんなにスケールの大きい作品に出会うのも初めて。とても楽しくやらせてもらっています」と話し、カーシャ役の太田は「カーシャはロシアからの留学生で、特車二課にやってきた、非常に陰険なロシア女という役。現場では常に隊員をバカにしているか、整備員をたぶらかせていて、タバコも常に吸っているので、非常に楽しい役です」とニンマリ。
シバシゲオ役を演じる千葉は「日々、全く使えないどうしようもない部下たちと、理不尽極まりない上司と組織に翻弄されつつ、熱中症限界の状態でこのハンガー内を駆けずりまわっています」と語ると、トリを飾った後藤田継次役の筧は「私が言いたいことはただ1つ、私が隊長です! 誰にも変えさせません!」と大声でアピールし、会場の笑いを誘っていた。
また、ヒロインに抜てきされた真野は、心境について「正直、台本を開いたときに、キャストの名前で一番最初に私の名前が書いてあって、涙が出そうになりました。せっかく役をいただいたので、真野恵里菜にしかできない泉野明にしたいなと思っています」と役への思い入れを口にした。
本作は総製作費20億円のビッグプロジェクト。今年6月にクランクインし12月にクランクアップ予定で、公開はシリーズ全12話+0話を全7章とし、2014年4月より新宿ピカデリーほかにて全国順次公開、2015年には長編も劇場公開予定となっている。
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