『流浪の月』全州国際映画際ワールドシネマ部門出品
広瀬すずと松坂桃李をW主演に迎えた李相日監督の映画『流浪の月』が、5月13日に全国公開される。このたび、本作品の4月28日から開催される第23回全州国際映画際ワールドシネマ部門出品が決定し、 李相日監督とホン・ギョンピョ撮影監督が現地で参加することになった。
・松坂桃李「うち来る?」広瀬すずとの禁断の関係の始まり描く『流浪の月』本予告
ワールドシネマ部門は、その年の最も重要なフィクション映画とドキュメンタリー映画のためのノンコンペティション部門で、現代のトレンドを代表する作品を上映する。
日本映画の『流浪の月』に韓国の著名スタッフが参加するというハイブリッドさが評価され、ワールドシネマ部門がふさわしいと評価された。同部門には、昨年、『すばらしき世界』(監督・西川美和)が出品されている。
全州国際映画祭は2000年にスタート。世界のインディペンデント映画やオルタナティブ映画を数多く紹介する国際映画祭として注目を集めており、幅広い年齢層の熱狂的な観客が参加することでも知られている。
期間中は、賞を競い合うコンペティション部門をはじめ、「ワールドシネマ」や「シネマフェスト」、「ミッドナイトシネマ」などの非コンペティション部門もあわせて韓国内外の作品が数多く上映される。
同映画祭へのこれまでの出品邦画作品には、『アジアの天使』(監督・石井裕也)、『蜜蜂と遠雷』(監督・石川慶)、『Red』(監督・三島有紀子)などがあり、日本映画への期待と人気の高さをうかがわせる。
凪良ゆうのベストセラー小説「流浪の月」の映画化
本作品は、凪良ゆうの小説「流浪の月」の映画化。
雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗(広瀬すず)に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文(松坂桃李)。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヵ月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。“傷物にされた被害女児”とその“加害者”という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮(横浜流星)がいた。一方、文の傍らにもひとりの女性・谷(多部未華子)が寄り添ってい て……。
『流浪の月』は、5月13日に全国公開される。
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