狂言師の和泉元彌さんが老けメイクで70代に!

8月4日ギャガ・コミュニケーションズの試写室で、狂言師の和泉元彌さんが老けメイクに挑戦するという、一風変わったイベントが行われた。

このイベントは、8月9日より公開となる映画『コレラの時代の愛』のプロモーションも兼ねて行われたもの。同映画は初恋女性への愛を、51年と9か月と4日も貫き通した男が主人公の、愛についての物語。主人公に『ノーカントリー』でアカデミー助演男優賞に輝いたハビエル・バルデムが扮し、20代から70代までを演じている。そこで力を発揮しいているのが老けメイクで、今回のイベントで元彌さんも、その老けメイクにトライした。

まずは狂言を披露。次いで、老けメイク姿で登場した元彌さんは、「正真正銘の和泉元彌でございます」とにこやかにコメント。「2時間ほどかかってこの老けメイクを作っていただきました。なんかメイクのせいで、おとなしい感じになってます(笑)」と続ける。

映画については、「すごく衝撃を受けました。今まで自分の中になかったものが津波のように襲ってきて。こんなに激しい愛があったのかというか、人生観が変わりました」と話す元彌さんは、妻で女優の羽野晶紀さんが、今の老けメイクを見たら、どんな感想を持つと思うかを聞かれ、「一生、一緒にと思っていると思いますから、どう年をとっても、イヤだとは言われないと思いますが、でも聞いてみたいですね(笑)」とコメント。

イベントには母の節子さんも登場。最後に元彌さんは「10代から100歳を超えた方までご覧いただければ、周りにいる人、隣にいる人への愛情を確認することができると思います」と映画をアピールしていた。

『コレラの時代の愛』作品紹介