『アイアンマン』で来日したロバート・ダウニーJr.が40代男性に向けエール!?
全米公開直後の3日間で早くも1億211万8668ドルという驚異的な興行収入を記録するなど、世界中でメガヒットを記録しているアクションエンターテインメント『アイアンマン』。日本では9月27日から日劇3ほかで公開されるが、公開を前に主演のロバート・ダウニーJr.が来日。都内のホテルで記者会見を行った。
テーマ曲が鳴り響く会場に現れたダウニーJr.は、舞台に飾ってあったアイアンマン像に近寄って握手するなど、茶目っ気たっぷりのナイスガイ。すっかり像が気に入ったようで、「ホテルに連れて帰り、夜を一緒に過ごしたい」とも。一方、会見がスタートし、一旦ハイスツールに座ったものの座り心地が良くなかったようで、「高いイスに座らされると赤ちゃんになった気分(笑)」とイスを変えてもらう一幕もあった。
演技派として高く評価されてきた彼だが、「誰も見てくれない映画ばかりに出てきたので、ちょっと飽き飽きしていた(笑)」そうで、だから今回のような超大作映画に出たのだと話す。
ヒットの要因について聞かれると「野球と一緒で、成功する映画は各部門の人間が本当にいい仕事をしているんです。ヒットの要因としては、(アクション映画ながらも)女性にウケたことが大きいのでは」とコメント。さらに、かつての恋人サラ・ジェシカ・パーカーが主演し、女性の圧倒的な支持を受けたヒット作『セックス・アンド・ザ・シティ』を引き合いに出し、「あれは男性も見に行っていますが、女性に引きづられて行ってるんだよね」と、女性が自ら足を運ぶ自作との違いを強調していた。
これまで薬物依存症でたびたびスキャンダルを起こしてきたが、リハビリで克服し、「今が最高の時だと思う。ここ5年間くらいはとても集中でき、頭が回転している気がする」という。25年のキャリアを持つが、『アイアンマン』のメガヒットに加え、新作の『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(11月22日より日本公開)も大ヒットするなど快進撃が続いていることに触れ、「25年に1年くらいは良い年があってもいいよね」と笑っていた。
現在43歳。劇中ではプレイボーイで大富豪のヒーローを演じた彼に、記者が「元気のない日本の40代男性に向けてエールを」とリクエストすると、「みんな元気出せよ!(年齢的に)まだまだイケると思うよ」と励ましの言葉を贈っていた。
15年ぶりの来日となったが、「今回は監督も他のキャストも日本には来られなかったので、ダウニー1人で一生懸命プロモーションしています! 今回は無理だったのですが、次回は子どもも連れてきて、日本各地に行ってみたい」とコメント。ちなみに続編の製作も決定していて、「(原作コミックにある)パワードスーツがDNAに組み込まれてしまうエピソードは格好いいので取り入れて欲しい。でも、これはパート3用だね」と話していた。そして、「でも、(続編の前に)『アイアンマン』を見るのが必須条件です!」と、劇場に足を運ぶことを呼びかけていた。
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