『ヒーローズ』マシ・オカが、初の本格的ハリウッド映画『ゲット スマート』のプロモーションで来日会見
アメリカで大人気の天才コメディアン、スティーヴ・カレルと、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイが共演した痛快スパイ・コメディ『ゲット スマート』(10月11日より公開)。全米No.1ヒットのこの作品で、クールなスパイたちを本部でサポートするスパイグッズ開発者を演じたマシ・オカが来日。東京・銀座で記者会見を行った。
TVアクション・シリーズ『HEROES/ヒーローズ』で大ブレイクしたマシ・オカ。本作は、ハリウッド映画の本格的な出演作としては初の作品となるが、「テレビと映画を両立させることは難しいので、出演できたことを誇りに思っています」と笑顔で挨拶した。
文化の違いや言葉の壁もあり、日本ではアメリカンコメディは興行的に成功しづらいと言われているが、『ゲット スマート』に関しては心配無用のようだ。「文化の違いを背景にしたものなど、輸出が難しい“笑い”もあるけれど、この作品は日本でも絶対ウケると確信しています。アクションも多いし、身体を使った笑いは全世界共通ですから」
年齢が近いこともあり、ヒロインのアン・ハサウェイとは撮影中、よくおしゃべりをしていたという。「アンはすごく綺麗で演技力があり、本当に良い方です。自分のスタントも自分でやるし、色々と感心させられました」。ちなみに一度、共演してみたい女優は、昔から大好きだというナタリー・ポートマン。「頭の回転が良くて自分の考えをしっかり持っている人がタイプです。色々なことに対して、既成概念にとらわれず何にでもチャレンジできる人がいいですね」とも話していた。
気さくで楽しく礼儀正しいマシ・オカだが、撮影中、とんでもない失敗をしてしまったという。「スパイグッズのひとつで遊んでいたら、ポキッと折れてしまって……。スペアもなくて、撮影を1時間くらい遅らせてしまいました。でも、スパイグッズなんだからもうちょっと頑丈に作ってくれてもねぇ(笑)」
俳優としても活躍中だが、今は製作サイドの仕事にも力をいれているという。「アジア系の俳優にとって、ハリウッドはとても厳しいところ。だったら自分で役を作り出し、開拓していくべきだと思ったんです。他のみんなのためにも、道を開いていきたいと思っています」。
テレビと映画で活躍する彼に、それぞれの現場の違いについても聞いた。
「時間と予算が違いますね。テレビの場合は、予算を削ってどれだけ早く作れるかが大切。映画は、どれだけ予算を使えるかが自慢(笑)。テレビは、今日中にこれを終わらせなければ!という感じでスピード感が大事だけれど、映画は違う。気に入らなければセットを1日かけて作り直したりもするんです」
最後に『ゲット スマート』の見どころについて教えてくれた。
「アクション映画としても成立するくらいなのに、さらに笑いも満載。ご家族みんなで安心して見られる映画なので、ぜひ劇場で笑って下さい!」
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