11歳の時からお腹をへこませていた
先日の第94回アカデミー賞授賞式の追悼コーナーで、2月に百歳の誕生日を目前に控えて亡くなった名優ベティ・ホワイトの功績を紹介したジェイミー・リー・カーティス。63歳の今も70年代、80年代から変わらないスタイルを保ち続けているが、そんな彼女はアンチ「アンチエイジング」が持論だ。
先ごろ行われたオンラインイベント「Radically Reframing Aging Summit」に参加したカーティスは「アンチエイジングという言葉は打ち消されなければなりません」「私はプロエイジング(加齢に賛成)です。知性と優雅さ、威厳と活力、そしてエネルギーを持って歳を重ねたいのです」と語った。
インスタグラムを活発に更新するカーティスは、ほとんどメイクせずシワも修正していないセルフィーをアップし、「携帯電話を開いて、なぜか『やられた!』と思うような自分の画像と直面した人はいませんか?」と綴ったこともある。「私たちがしばしば見ている最も見栄えの良くない画像は、このフィルターをかけられた世界にいる私たちに謙虚さ、人間性、そして傲慢をなくすことを思い出させてくれるのです」。
カーティスは4月8日からアメリカで劇場公開される『Everything Everywhere All at Once(原題)』に出演している。『グーニーズ』で人気子役だったキー・ホイ・クアンの久々の俳優復帰作でもある同作で、カーティスはミシェル・ヨー演じる主人公の敵役の国税庁監査官を演じているが、撮影現場でのオフショットもインスタグラムに投稿している。役作りで増量し、脂肪がたっぷりついたお腹が強調された姿だが、カーティスはそこで体型や加齢を否定的にしか捉えない風潮への異論を綴った。
「世界には、こんな産業があります。10億ドル、1兆ドル規模で物事を隠す産業です。コンシーラー。ボディシェイパー。フィラー(美容整形の1つ)。施術。服。ヘアアクセサリー。ヘアプロダクト。私たちの現実を隠すためのあらゆるものです。そして、私から皆さんへの指導はこれです。『何も隠すな』。私は11歳のときからお腹をへこませていました。男の子や体を意識し始めると、ジーンズはとてもタイトになります。私は特に、現実を隠すために歯を食いしばる思いで付けてきた筋肉を全て解放すると決意しました。それが私のゴールでした。創造的にも肉体的にも、これほど自由を感じたことはありません」
現在は元の健康的な体型に戻ったカーティスだが、高いクリームなどは使わず、美容の秘訣は「シーブリーズとニベア。水と睡眠」と語っている。
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