ジェームズ・ボンドは眠らない!? ダニエル・クレイグが『007』最新作をひっさげ来日!!
“ジェームズ・ボンド”シリーズの最新作『007/慰めの報酬』。すでにヨーロッパ、北米などで公開が始まっていて、全世界の興行収入が3億2200万ドルを記録するなど、世界的大ヒットとなっている。来年1月24日の公開に先駆け、マーク・フォースター監督、主演のダニエル・クレイグ、ボンドガールのオルガ・キュリレンコ、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリが来日。25日に、都内で記者会見を行った。
ダニエルは撮影中に肩を痛めて手術したり、顔を8針も縫うケガをするなど過酷な撮影だったようだが、映画のタイトルにひっかけ、何が撮影中の“慰め”だったのかと聞かれると、「撮影場所だったパナマの美しいビーチに慰められました」とコメント。一方、アクション初挑戦のオルガは、撮影中に“慰め”を感じている余裕すらなかったようだ。「肉体的にハードな場面が多く、体中が痛くて……。撮影が終わった瞬間は本当にホッとしました。6カ月間ハードなトレーニングも受け、人生初の大変な経験でしたが、今ではスタントウーマンもできるくらいです」と語った。アザだらけにもなったそうだが、「アザも私の誇りです」と爽やかな笑みを浮かべていた。監督は「興行収入が僕にとっての“慰め”です」とニヤリ。各国のヒット記録に大いに満足しているに違いない。
オルガによると、ダニエル・クレイグは非常に仕事熱心なのだという。「彼は、今まで会った誰よりもよく働くんです。まず、他の人が休みの日でも、彼は毎日撮影しています。さらに、1日中仕事をした後で、スタントの練習をする。眠らないんじゃないかと思うくらいでした!」。ちなみに、前作の2倍にも及ぶアクションシーンも見どころのひとつだが、ダニエルはほとんどのシーンをスタントなしでこなしているそうだ。
さらにダニエルは、撮影中のみならず、撮影準備にも力を注いだ。「脚本がまだ完成していない段階からダニエルとロケハンに行ったりして、一緒に映画を作り上げていきました」と監督。
八面六臂の活躍を見せたダニエル・クレイグをはじめ、スタッフ・キャストの情熱と奮闘がシリーズ最高傑作に結実したわけだが、最後にダニエルが、映画の見どころについて語ってくれた。
「美しくエモーショナルで刺激的な作品。60年代の初期の頃のボンドに回帰していて、これこそ“ジェームズ・ボンドの真髄”だと胸を張って言えるでしょう。見て損はない作品です。公開日となる1月24日を楽しみにしていてください!」
(写真:左からダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マーク・フォースター監督)
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