『トラフィック』(00)でアカデミー賞監督賞を受賞したスティーヴン・ソダーバーグ監督と、同作でアカデミー賞助演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロが、新作『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』(共に1月公開)のプロモーションで来日し、都内で舞台挨拶を行った。
今なおカリスマ的人気を誇る革命家チェ・ゲバラの半生を描いた作品。ゲバラを演じたデル・トロはこの作品でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞している。2人は舞台挨拶の前にはレッドカーペットにも登場。ファンのサイン責めに、長時間、快く応じ、デル・トロが女性ファンを抱擁する場面も!
舞台挨拶では、アントニオ猪木とモデルの道端ジェシカが2人に花束を贈呈。ジェシカから大きな花束を贈られたデル・トロは、超ミニのセクシードレス姿に視線が釘付け。父親がアルゼンチン系というジェシカは、「映画を見て、楽しみながら歴史を知ることができました」と感想を語ったが、その間も、ついついジェシカの方に目がいってしまうデル・トロに、会場に詰めかけた女性ファンたちから温かい微苦笑がこぼれていた。
一方、91年の『KAFKA/迷宮の悪夢』の時以来の来日となったソダーバーグ監督は、「もっと頻繁に呼んでくれれば、こんなに間をおかずに戻ってくるのに」と残念そうに話していた。
『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』は2部作で、それぞれ上映時間が132分、133分という大作。デル・トロは最後に、「2本に分かれているのですが、1本の映画と言えます。この映画から何かを学び取ってもらい、楽しんでもらえれば嬉しい」と締めくくった。
[写真1:レッドカーペットを歩くスティ−ヴン・ソダーバーグ監督(左)とオスカー俳優のベニチオ・デル・トロ(右)]
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