香取慎吾が、市井昌秀監督の新作映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』で主演を務めることが分かった。あわせて共演する岸井ゆきのとの2ショットビジュアルが解禁された。
・3年ぶり映画主演の香取慎吾、草なぎ剛に続く役者業躍進なるか
脚本は香取を主演に当て書き! 大切な人との絆を取り戻すコメディ
本作の主役は、結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取)と日和(ひより/岸井)。表向きは仲良し夫婦の2人だが、日和がこっそり投稿していたSNS「旦那デスノート」をきっかけに、少しずつ小さなすれ違いがつまびらかになっていく。大切な関係を取り戻そうとする2人がユーモラスに描かれる。撮影は、2021年9月下旬から10月下旬にかけて、東京・立川、埼玉などで実施された。
主演は『凪待ち』(19年)以来3年ぶりの映画出演となる香取。ヒロインは今年公開される映画だけでも出演作4本(うち主演2本)と日本映画界に欠かせない女優となった岸井ゆきの。香取とは初めての顔合わせとなった。香取と市井も映画撮影の現場では初タッグとなる。また、タイトルにある“チャーリー”は、劇中に登場するフクロウ(3歳/オス)で、田村と日和が飼うペットの名前。
市井監督は、構想の段階のは「大切な人との関係性を見つめ直すもの」と「情けない、だらしない、ダメな香取慎吾」。コミカルな悪口が並ぶ「旦那デスノート」とは対照的に、シリアスなシチュエーションにもがく裕次郎と日和を2人をユーモラスに演じるのが市井の狙いだったという。
香取慎吾「コメディだけど、泣けるんです」
出演にあたって香取は「また、映画に出演させてもらえてとても嬉しいです。初めて市井監督の映画に参加しました。初めて岸井ゆきのさんと共演させてもらいました。笑顔のはじめましてが絡み合いながら、SNS『旦那デスノート』にもがく裕次郎を演じました。恐怖の連続でした! 自分の知らないところで、自分の知っている人が、自分のことを晒している! コメディです。コメディだけど、泣けるんです。いい意味で。。」とコメント。
岸井は「私は本当の夫婦の感覚を知らないのですが、両親をずっと見てきて、何もないようで何かある空気、本心を悟られないように諭そうとする威厳、笑いながら諌める態度、不思議な関係だと思いました。そんなことを考えて芝居をするのは、いつかあるかも知れない未来を追いかけるようで面白かったです。そして隣にいる相手が幼少期から拝見している香取慎吾さんだなんて身の引き締まる思い。毎日が優しい光であふれて、香取さんと楽しくお話させていただいている時間は自分でも不思議でSFみたいで、市井監督と現実的な会話で構築していく物語はファンタジーで。皆様がこの映画をどう感じるのか…私も楽しみにしています!」と語っている。
『犬も食わねどチャーリーは笑う』は9月より全国公開。
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