1月24日より公開となる『007/慰めの報酬』。その先行上映が1月17日(土)、18日(日)に行われ、土曜日に1億4710万円、日曜日に1億2450万円を稼ぎだし、トータルの興収が2億7160万円と、上々の滑り出しとなったことがわかった。これは昨夏公開され、興収31億円の大ヒットとなった『ハンコック』の先行2日間対比107%という数字で、『20世紀少年 第2章 最後の希望』など、強豪ひしめく正月第2弾映画の中でも、トップ争いを繰り広げそうだ。
『007』シリーズは、前作『007/カジノ・ロワイヤル』(06)よりジェームズ・ボンドが、5代目のピアース・ブロスナンから6代目のダニエル・クレイグに交代。それに伴い、女ったらしなイメージから一転、ニヒルでストイックなボンドが活躍する激しいアクションが満載の作品へと生まれ変わった。
それほど知名度の高くないダニエル・クレイグの抜擢ということもあり、興行面に一抹の不安があったものの、ふたを開けてみれば全米で、同シリーズ最高の興収1億6701万ドル(約150億円)を記録。日本でも22.1億円を稼ぐ大ヒットとなっている。
今回公開される『007/慰めの報酬』は、ボンドがダニエルになってからの2本目。その間、ダニエルは『ライラの冒険』に出演するなど日本でも知名度がアップしたほか、11月にはボンドガールのオルガ・キュリレンコやマーク・フォースター監督らと共に来日し、宣伝キャンペーンを行うなど、作品のPRにも余念がない。
昨年11月に公開された全米では、『007/カジノ・ロワイヤル』を超える興収1億6778万ドル(約151億円)を記録しているだけに、日本でも前作以上の大ヒットが期待されている。
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