ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画の元祖にして金字塔が4Kデジタルレストアで復活!

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『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4Kリマスター版』
(C) 2017 Image Ten, Inc. All rights reserved.“NIGHT OF THE LIVING DEAD was restored by the Museum of Modern Art and The Film Foundation, with funding provided by the George Lucas Family Foundation and the Celeste Bartos Preservation Fund.

ロメロ監督らによる監修のもとレストア、サウンドトラックを修復

ゾンビ映画の原点にして金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(68年)が、世界中の名作をレストアしリリースしている米クライテリオン・コレクション社により、監督ジョージ・A・ロメロ、共同脚本ジョン・A・ルッソら監修のもと4Kデジタルレストア。画も音も鮮明に、かつてない迫力でよみがえった『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4Kリマスター版』として、6月17日より全国順次公開されることが決定した。

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本作は、2017年にこの世を去ったホラー映画の巨匠ロメロ監督が友人らと1968年に生んだ長編デビュー作にして、現代のあらゆる「ゾンビもの」の原点・元祖であり、映画史における歴史的重要作品だ。現代のあらゆるフィクションに登場するゾンビ、つまり“人肉を食べ、他者に感染し、脳を破壊されるまで活動を続けるゾンビ”のキャラクターは、この作品で初めて描かれた。

父の墓参りにやってきたバーバラと兄のジョニーに、突然よみがえった死体が襲い掛かる。ジョニーは抵抗するも殺害され、バーバラは恐怖と悲しみに襲われながら近くの民家に逃げ込む。彼女に続けて飛び込んできたのは、黒人青年のベン。地下室には、若いカップルのトムとジュディ、クーパー夫妻と大きな傷を負った娘のカレンが隠れていた。

外部との連絡も取れないまま、民家はゾンビの群れに取り囲まれていく。ベンはゾンビの侵入を食いとめながら脱出の方法を探るが、クーパー夫妻の夫ハリーは救助が来るまで地下室に隠れていることに強くこだわり、対立を深める。容赦なく押し寄せてくるゾンビの群れ。彼らは生き延びることができるのか?

本作の登場人物らは、ゾンビの群れから生き延びるために、親子、恋人同士などの人間関係や自分の立場を優先させた結果、破滅していく。恐ろしく皮肉なラストを含め、今の時代に観ても全く古さを感じさせない。本作を保存するためにジョージ・ルーカスの財団も協力し、貴重なネガは現在、ニューヨーク近代美術館に保管されている。

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4Kリマスター版』は6月17日より全国順次公開される。