長澤まさみと佐々木蔵之介が父子役で共演した感動作『群青 愛が沈んだ海の色』。それぞれに愛する人を失った2人の、再生と希望の物語を描いた作品だ。3月19日、都内でこの映画の完成披露試写会が行われ、主演の長澤をはじめ、佐々木、福士誠次、良知真次、田中美里、中川陽介監督と、主題歌を担当した畠山美由紀、音楽の沢田穣治が舞台挨拶を行った。
まずは畠山が、ミニライブで主題歌「星が咲いたよ」をしっとりと歌い上げ、聴衆を魅了。その後、キャスト・スタッフが撮影の思い出などを振り返った。
父親が結婚を反対したことがきっかけで、愛する人を失ってしまう主人公を演じた長澤は佐々木について、「映画の中では、とても若いお父さんで、格好いい。(ロケ地の)沖縄では日焼けしていて、とてもダンディで……」と大絶賛。一方の佐々木も、「こんなかわいい娘がいたら、たまりませんよ! それにこんなキレイな奥さん(田中美里)がいて」と嬉しそう。そして、そんなオイシイ役をくれた監督に向かって「ありがとうございました」と、満面の笑みで感謝の意を表明。監督からは「飲んでますか?」とからかわれていた。ちなみに長澤は現在、父親とは離れて暮らしているそうだが、「(父親が)東京に来ることが多いので、東京に来たときには一緒にご飯を食べに行ったりしています」と話していた。
ロケは、沖縄の那覇から北西に58km離れた渡名喜島(となきじま)で昨年の7〜8月に行われた。島でおいしかった食べ物について聞かれると、「島に、カフェというか喫茶店があって、そこの氷ぜんざいがおいしくて! すごく暑かったので、時間さえあれば行って食べていました」と思い出を振り返った。佐々木は、「ひたすらオリオンビールと島酒を飲んでいました」とのことで、「劇中でも、それ以外でも飲んでいました」。撮影が終わると、遠くからお誘いの合図を送ってくれる漁師さんも多かったようで、つまりはお酒三昧の撮影現場だったようだ。
『群青 愛が沈んだ海の色』は、6月27日より有楽町スバル座ほかにて全国公開される。
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