先週末から5月6日まで、東京・明治座で行われる香取慎吾のライブイベント「香取慎吾 二〇二二年 四月特別公演 東京SNG」。初日を前に15日、ゲネプロが行われた。
・3年ぶり映画主演の香取慎吾、草なぎ剛に続く役者業躍進なるか
昨年に続いて2回目となる同劇場での公演について、香取は「ただいま明治座! またお世話になります」とコメント。「歴史ある明治座で、2022年を生きる香取慎吾を表現させていただく喜び 感謝です。楽しみます!」と意気込みを見せた。
公演に先立って4月13日にリリースされたセカンドアルバム『東京SNG』は、“タキシードの似合うジャズ”をコンセプトに掲げているが、ステージに現れた香取ももちろんタキシード姿。
「今回、JAZZなアルバム『東京SNG』での公演ということで、ステージを一緒に盛り上げてくれるビッグバンドがいます。14人編成の大所帯、生の音をビシビシ感じて欲しいです」と言う通り、ホーンやコーラスも入った厚みのあるサウンドをバックに1曲1曲を丁寧に歌い上げていく。
明治座といえば、歌舞伎公演も行われる由緒ある純和風の劇場だが、舞台の上は完全にジャズの世界。ダンサーたちが加わり、香取も彼らと踊る。ストーリーを感じさせるダンスと、シンプルな造りながらカラフルなステージが音楽を盛り上げ、聴かせるだけではなく歌を見せるように表現する。大人っぽさと遊び心のハイブリッドは、香取慎吾ならではのエンターテインメントだ。
取材可能だったのは冒頭4曲のみ。1曲ごとに熱量が上がっていくのが伝わるパフォーマンスからは、ようやくライブで観客と交流できる日を迎えた喜びが伝わってくる。
公演を楽しみにしている人々には「音を楽しみ 一緒に最高の時間を作りましょう!」というメッセージが託された。
ニューアルバムでは美空ひばりの名曲「東京タワー」や、誰もが一度は聞いたことがあるはずのスタンダードナンバー「Mack The Knife」をカバーし、新境地を開拓。向井秀徳(ZAZEN BOYS)が作詞を手がけたアルバム・タイトル曲「東京SNG」や宝塚歌劇団専属作家の太田健が作曲、劇団ひとりが作詞を手がけた「道しるべ」など、ジャズをキーワードに幅広いアプローチにトライしている。
また、6月24日から7月10日まで京都劇場での全19公演も決定した。直前の6月9日から19日には稲垣吾郎主演の舞台『恋のすべて』も同劇場で全14公演が行われる。「NAKAMA to KYOTO」と名付けられた2公演の連続上演も楽しみだ。
●『香取慎吾 二〇二二年 六月京都 特別公演 東京SNG』
会場:京都劇場 公演:2022年6月24日~7月10日 全19公演
申し込み・詳細は公式ホームページをご覧ください。
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