アクション封印のジャッキー・チェン。その最愛の日本人女性とは!?

『新宿インシデント』ジャパンプレミアにて。左から加藤雅也、ジャッキー・チェン&庵原涼香、竹中直人、拳也
『新宿インシデント』ジャパンプレミアにて。左から加藤雅也、ジャッキー・チェン&庵原涼香、竹中直人、拳也
『新宿インシデント』ジャパンプレミアにて。左から加藤雅也、ジャッキー・チェン&庵原涼香、竹中直人、拳也
“最愛の女”庵原涼香ちゃんを抱っこしたジャッキー・チェン。右は涼香ちゃんの父親を演じた加藤雅也
舞台挨拶後の囲み取材の様子。左から拳也、竹中直人、ジャッキー・チェン、加藤雅也

ジャッキー・チェンと言えばやっぱりアクション! だが、そのアクションを封印し、役者魂を映像に焼き付けたバイオレンス・ドラマ『新宿インシデント』が5月1日から公開される。この映画のジャパンプレミアが、3月26日に東京・新宿の映画館で開催され、主演のジャッキーと竹中直人、加藤雅也、拳也が舞台挨拶を行った。

初のノーアクション映画に挑戦した理由について、「前からイメチェンにトライしてみたかったんです。これ以上、『酔拳』のようにピエロのようなことは続けられないので」とジャッキー。だが、そう思いながらもなかなか挑戦できなかったのは、「ファンのみんなが気に入ってくれるかどうか、ずっと心配だったから」だという。今も「ファンから苦情がくるのでは……」と不安が拭えないようだ。「今後は“真の役者”をやっていこうと思っているので、この挑戦を受け入れてもらえれば嬉しいです。映画を見たら、ぜひ(感想の)手紙をください!」と話していた。

『シャンハイ・ヌーン』などプロデューサーを兼務した作品も多いが、今回も製作総指揮をつとめているジャッキー。プロデューサーは大変な権力を持っていると思っていたそうだが、「撮影前に監督から、現場では口を出すなと言われてしまった」と告白!「なので、撮影現場では、じっと座っているだけで何もできず、それが一番大変でした」と苦笑していた。

そんなジャッキーと共演した感想を聞かれた竹中は、「とてもスタッフ思いなんです。どんなに撮影が遅く終わっても、機材の片づけなんかを必死にやる。重い機材を担いでね。感動的でした」と、その心配りを誉め称えた。だが一方で、「ジャッキー、全然、日本語を覚えなくて!」と苦情も。カンペを見ながらも日本語のセリフにつっかえてしまう、オドオドとしたジャッキーの真似をして会場を沸かせていた。

加藤も「控え室にこもったりせず、みんなをなごませている姿を見てスゴイと思った」と誉める一方で、「(新宿での撮影中)休み時間になると、マスクなんかで変装して、ドンキやマツキヨなんかに行くんですよ」とジャッキーの行動を暴露! みんなは、「こんなところにジャッキー・チェンがいるはずない」と思いながらも、“よく似た人”をチラチラ見ていたそうだ。

20年来のつき合いという拳也は、「映画を見て、芝居の上手さにビックリしました」と、ジャッキーの演技力に太鼓判を押していた。

笑いの絶えない楽しい舞台挨拶が続く中で登場したのは、“ジャッキー・チェンの最愛の女(ひと)”! 4月7日に55歳の誕生日を迎える彼のために、キャストの1人で、撮影中ずっとジャッキーに抱っこされていた(!)という5歳の庵原涼香ちゃんが、バースデーケーキを運んできてくれたのだ。大喜びで、早速、涼香ちゃんを抱き上げるジャッキー。撮影時よりちょっと重くなったという涼香ちゃんから、絵とお手紙のプレゼントをもらい、満面の笑みを浮かべていた。

最後に、不況に沈む日本人への応援メッセージを求められたジャッキー。「僕にも、家で仕事を待ち続けた悲惨な時期があった。そんな時でも、あきらめなければ成功はやってくると信じていました。みなさんも、ちょっとしたスランプでギブアップしないでください!」と熱いメッセージを贈ってくれた。

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