4月22日にニューヨークのトライベッカ映画祭が幕を開けた。オープニング作品は、ウッディ・アレン監督の“Whatever Works”。このところずっとヨーロッパを舞台に映画を撮っていたアレンだが、この作品は、久しぶりにニューヨークを舞台にしたロマンティック・コメディということで、会場のウケも上々。だが、その後のパーティの席で、主演のエヴァン・レイチェル・ウッドが突然泣き出し、退場するハプニングがあった。
目撃者によれば、それまで普通に撮影のためのポーズをとったりしていたレイチェルだったが、レポーターの1人にちょっとした質問をされた直後、両手で顔を覆って退場してしまったという。彼女の広報担当者によれば「混雑しすぎていたから」ということだが……。確かに会場はかなりの人混みとなっていて、ウッディ・アレンも間もなく退場。関係者によると、「閉所恐怖症のため」だったそうだ。
2001年の同時多発テロのあと、ニューヨークのダウンタウンを再活性化させる目的でロバート・デ・ニーロが立ち上げたトライベッカ映画祭は、ロバート・レッドフォード主宰のサンダンス映画祭と同様、世界中から粒ぞろいの秀作が集まることで知られている。オスカー受賞に輝いた日本映画『おくりびと』は今年の目玉のひとつで、業界人のみならず、映画ファンたちの熱い注目を浴びている。
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