人気BL映画で舞台挨拶した浜尾京介が、監督の一言に戸惑い……

2009.04.27

『〜タクミくんシリーズ〜虹色の硝子』初日舞台挨拶にて。左から滝口幸広、高橋優太、渡辺大輔、浜尾京介、日和祐貴、横井健司監督

人気ボーイズラブ小説をシリーズ映画化した『〜タクミくんシリーズ〜虹色の硝子』が、25日に公開初日を迎え、渋谷のシアター・イメージフォーラムで舞台挨拶が行われた。主演の浜尾京介をはじめ、渡辺大輔、滝口幸広、高橋優太、横井健司監督に加え、日和祐貴が急遽登壇。女性客たちの歓声を浴びながら、撮影の思い出などを語った。

「いろいろな人間関係が出てくる映画なので、タクミ（浜尾京介）とギイ（渡辺大輔）だけじゃなくて、赤池、高林、そして鈴木と森田など、いろんな関係性に注目して見ていただければと思います。女の子っぽい感じの方がいいのかな、と思って声を高くしたりして役作りをしたりもしたのですが……」と浜尾。監督から「浜尾くんらしいタクミくんでいいよ」と言われた話をしたところ、監督から「オレ、言ったっけ!?」との反応が……。あわてて「おっしゃってましたよ」と返す浜尾。そんな2人のやりとりに、場内は爆笑に包まれていた。

ギイを演じた渡辺は、「ラブシーンについては全然、恥ずかしくなかったですね。慣れてるってわけじゃなくて（笑）。この作品は、ボーイズラブもあるけれど、凝縮した友情にも注目して見てください」と語った。

赤池を演じた滝口は、「ヘイ！」とノリよく挨拶。「男性同士の友情は女性同士の友情にも通じる部分がたくさんあります。男になって見てください！」と語りかけたが、いまひとつ意味不明のせいか、場内には「？」マークが飛び交う。その反応を見て、「あれ、オレ滑ってる!?」と言いながらも、「前作でも同じ赤池を演じさせていただいたのですが、前作と本作との間には、映画には出てこない空白の時間があると思います。そこをどう演じるのかというのが難しかったですね」と演技の苦労について語った。

暴走気味（？）の滝口からもマイクを渡され、2本のマイクを手に挨拶することになってしまったのは、鈴木役の高橋。場内から笑いが起こなか、「ボーイズラブという先入観をとっぱらって見てもらえれば、もっと違うものが見えてくると思います」とコメント。一方、飛び入り参加の日和は、「自然の描写がキレイなので、タクミくんシリーズの世界にスッと入っていけるようになっていると思います。集中して見てください」と呼びかけていた。