『名探偵コナン』100億円期待の大ヒットスタート、映画館フル回転で1日24回上映も!

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名探偵コナン ハロウィンの花嫁
『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

【興行トレンド】4月15日から公開された『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』が大ヒットスタートを切った。17日までの初日3日間の興収は約19億750万円。IMAX、MX4D、4DX、DOLBY CINEMAでも上映された。

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製作元の日本テレビ系では「金曜ロードショー」にて2週連続で『名探偵コナン』を放送。15日には『ハロウィンの花嫁』で活躍する高木刑事と佐藤刑事のこれまでのテレビアニメのエピソードをまとめた『本庁の刑事恋物語~結婚前夜~』を放送済み。22日には前作『緋色の弾丸』を放送する予定だ。ゲスト声優の白石麻衣が日本テレビ『おしゃれクリップ』、声優の古谷徹が『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』などに出演してPRに務めた。16日には公開記念舞台挨拶が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、古谷徹(降谷零/安室透役)、ゲスト声優の白石麻衣(エレニカ役)が出席した。

シネコンでの上映回数は通常は1日5回のところ、10回以上は当たり前。15回を超えるシネコンも多くあった。日本最大級の動員を誇るTOHOシネマズ新宿では、15日と16日が朝7時30分から深夜29時までIMAXとMX4Dを含め32回と31回、17日が朝7時30分から23時55分まで24回上映された。

前作『緋色の弾丸』はコロナ禍による1年間の公開延期を経て21年4月16日に公開され、初日3日間の興収は約22億1800万円。前々作『紺青の拳(フィスト)』のオープニング興収を18%上回ったものの、公開2週目に入る4月25日から緊急事態宣言が東京、大阪、兵庫、京都に発令され、シネコンを中心に多くの映画館が休業した。この影響から最終興収は76.5億円。『紺青の拳』の93.7億円を上回れず、8年連続のシリーズ最高興収の記録更新とはならなかった。

『ハロウィンの花嫁』初日3日間の興収は、前作『緋色の弾丸』を14%下回り、前々作『紺青の拳(フィスト)』を1%上回る。『ハロウィンの花嫁』はシリーズ初の興収100億円の期待がかかる。(文:相良智弘/フリーライター)