アメリカ人のアロン・ウルフォーク監督が、高知を舞台に、国籍や人種を超えた交流を描いた『The Harimaya Bridge はりまや橋』(6月13日より全国公開)。公開を前に、この映画の舞台挨拶が新宿バルト9で行われ、高岡早紀、穂のか、ウルフォーク監督が登壇。映画の見どころなどを語った。
劇中で知的障害者という難役を演じたのは新人・穂のか。あの石橋貴明の長女で、父親には相談せずにオーディションを受け、本作で女優デビューを飾った。この日が初めての舞台挨拶ながらも、しっかりした受け答えで取材陣たちを感心させたが、「しっかりしているのは見かけだけで、変な汗かいてます」と、かなり緊張していることを打ち明けていた。
事前の囲み取材では、「(出演は)父には事後報告で、チラシは見せたのですがリアクションはなくて。父としても恥ずかしいんだと思います」と穂のか。だが、映画や演技についてのアドバイスはいろいろとくれたようだ。そんな父親とメールをやりとりするのかという質問には、「父は昭和の男なのでメールができなくて……」と回答。その“昭和の男”発言に対して、昭和生まれの高岡は「昭和の男って……」とショックを受けた様子。穂のかは慌てて「ガンコってことで」とフォローしていたが、高岡は「もういいよー」とすっかりスネてしまっていた。
現在19歳だが、「浮いた話が一切ないので、父は逆に心配しているかも。(彼が)できたら、ちゃんと紹介したいです」と言いながらも、「今は男性より仕事のほうが大切」と笑顔を浮かべた。
撮影に入る前には緊張のあまり熱を出してしまったこともあったそうだが、初めての演技に手応えを感じたようで、「やるからには外国にも目を向け、日本を代表する女優になりたい」と意欲を示した。
一方、アメリカ人の夫を亡くしたヒロインを演じた高岡は、「初めてのアメリカ人監督作品でもあり、英語では苦労しました」とコメント。英語のセリフも大変だったようで、「普段は子どもの前で台本を開くことはないのですが、英語力は子どもの方が優れているので練習に協力してもらった」とのこと。基本的には優しく教えてくれたそうだが、クールな教師ぶりだったことをちょっと寂しそうに打ち明けた。
映画の見どころについて高岡は、「心が温まる、人っていいなぁと思える作品です」。穂のかも「本当に温かくて、偏見や差別が意味のないことだと思える映画です」と語り、高知の風景の素晴らしさにも触れていた。
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・[動画]『The Harimaya Bridge はりまや橋』 予告編
・[作品紹介]『The Harimaya Bridge はりまや橋』 2009年6月13日より新宿バルト9ほかにて全国公開(6月6日よりTOHOシネマズ高知にて先行公開)
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