初のお母さん役に挑戦した小西真奈美が「娘」の手紙に感激!

『のんちゃんのり弁』完成披露試写会で舞台挨拶した小西真奈美(左)と佐々木りお(右)
『のんちゃんのり弁』完成披露試写会で舞台挨拶した小西真奈美(左)と佐々木りお(右)

6月2日、人気コミックを映画化した『のんちゃんのり弁』の完成披露試写会が都内で行われ、主演の小西真奈美と緒方明監督が、映画の見どころなどを語った。

ダメ亭主にあいそをつかし、娘ののんちゃんを連れて実家に出戻った、31歳で子持ちの小巻。職探しに行き詰まった彼女が、お弁当屋を始めるために奮闘する姿を描いた作品だ。初のお母さん役を演じた小西は、「今回は本当によく走り、よく怒り(笑)。ケンカもして、泣いて、笑ってという人を演じたのですが、演じながらどんどん小巻のことが大好きになっていきました。人間はいつもキレイでばかりはいられないけれど、前に進むパワーを持っているんだと強く感じました」と役への共感を述べた。だが、「特別に『お母さん』という風には思わなくて、奮闘している女性として演じました」と話していた。

原作が気に入り、ぜひ作りたいと思ったという監督は、「癖のある、濃い人間たちが右往左往する作品です。昨今の日本映画は、薄い自分探しをする人がよく出てきますが、これは違う。(主人公が)回りに迷惑をかけながらいろいろなことを探していく話です」と語った。

その後、のんちゃんを演じた小学校2年生の佐々木りおが登場し、“小巻ママ”へのイラスト入りの手紙を読み上げた。小巻ママをきれいだと思ったこと、一緒にセリフの練習をしてくれたことへの感謝などを綴った内容に、小西は感動した表情で聞き入っていた。

一方、佐々木をキャスティングした理由について聞かれた監督は、「食べっぷり!」と一言。「最近はお箸を使って何でも食べられる子がいないのですが、彼女は違った。それに、今の子たちはヘンにかわいかったりセクシーだったりするけど、彼女は“昭和”って感じがするから」と話していた。だが、美味しい料理が次々と登場する作品だけに、佐々木は撮影中に太ってしまったそうで、監督は、「縄跳びしてダイエットしてたもんね」と語りかけていた。

映画について小西は、「気楽に見ていただければ。笑って泣いて、最後にはきっと温かく力強いものを感じていただける作品になっています」と語っていた。

『のんちゃんのり弁』は9月26日より有楽町スバル座ほかにて全国公開される。

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