子どものような青年の恋を描いた『ウルトラミラクルラブストーリー』が6月6日に初日を迎え、主演の松山ケンイチと麻生久美子、横浜聡子監督の3人が、東京・新宿の映画館で舞台挨拶を行った。
祖母と2人、青森県で農業を営む主人公・陽人(ようじん)を演じた青森出身の松山。「東京に8年くらい居るのですが、土をいじる機会がなく、土をいじるような役を探していた時にこの役に出会って、コレだ!と思いました」と、探し求めていた役だったことを告白。出身県が舞台だけに「最高のものにしようと力が入っていたが、実際に青森に行くとリラックスできた」と、自然体で演じられた様子。ちなみに監督も青森県出身。同郷の監督の下、故郷での撮影ということで、松山は「ホームという感じがしていた」とも話していた
主人公が恋する女性を演じた麻生については、「すごく素朴な人」と共演した感想を語った松山。撮影中に麻生が、松山のお気に入りの定食屋に往復4時間かけて行き、差し入れを買ってきてくれたことに感激したエピソードを披露。「すごく優しいな、と思いました。麻生さんはとても自然体で、安心感を与えてくれる空気をもっていて、いろいろな監督たちから愛される理由がよく分かる」と絶賛していた。それを隣で聞いていた麻生は少し照れた表情で、「ありがとうございます」と松山に礼を言っていた。
一方、麻生も松山の印象を「彼こそ素朴な人」とコメント。「今まであったことのないタイプの人で嘘がない。一緒に演じていて楽しく、発見も多かった」と話していた。また、主人公に恋される女性を演じた感想については、「陽人はかわいくて、母性本能をくすぐられます。あんな風に真っ直ぐに自分に向かってきてくれたら、もう目をそらせられない」と嬉しそうに語った。
主人公は、恋した女性と“両思い”になることを強く望むが、この“両思い”という言葉が新鮮だったと司会者が言うと、「子どもの頃は両思いなのか片思いなのかがとても重要でした。陽人は子ども(のような青年)なので、“両思い”と言っても自然だと思ったので」と監督。監督と同世代の麻生も、「子どもの頃は、両思いになりたいとずっと思っていました」と共感を示した。
その後、ブレスレットで衣装をひっかけてしまったらしい麻生が、ほつれた糸をなんとかしようとする不振な動きを……。演技について語っていた松山はそれが気になったのかコメントを中断。それに対して、「すみません、ちょっとひっかけちゃって」と詫びる麻生を横目に含み笑いを浮かべた松山は、実はこの日、麻生が他の2人のコメントを中断させたのは初めてではないと暴露。「今日、3回目なんですよ(笑)。1回目はクシャミをして、2回目はブレスレットを落として。ホントに素朴なんだから」と話していた。
最後に司会者から、最近、身近で起きたウルトラミラクルな事柄についての質問が。
「青森の監督と役者が、青森で映画を撮ることはすごいことだと思います。監督に出会えたことは奇跡的で、たくさんのことを教えてもらいました」と松山。麻生も、「監督や松山さんという素晴らしいお二方と出会えたこと」と話していた。
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・[作品紹介]『ウルトラミラクルラブストーリー』 2009年6月6日よりシネカノン有楽町2丁目ほかにて全国順次公開(5月30日より青森県にて先行公開)
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