北野武監督の名作『キッズ・リターン』の10年後を描いた『キッズ・リターン 再会の時』。この映画の完成披露舞台挨拶が9月25日にヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、平岡祐太、三浦貴大、倉科カナ、中尾明慶、市川しんぺー、小倉久寛、ベンガル、清水浩監督が登壇した。
『キッズ・リターン』で助監督をつとめていた清水監督がメガホンをとった本作は、あれから10年後、プロボクサーになったシンジとヤクザになったマサルが運命の再会をするところから始まるストーリー。安藤政信が演じていたシンジ役を平岡祐太、金子賢が演じたマサル役を三浦貴大が演じている。
本作への出演が決まったときのことを聞かれた平岡は「とにかくビックリしました。僕は『キッズ・リターン』を8年くらい前に見たんですけど、まさかあの『キッズ・リターン』のその後を描いた映画で、僕がシンジ役をやれるなんて思ってもいなかったので」と答え、三浦も「平岡さんと同じですね。今まで恐い人の役をやったことがなかったので、本当に僕でいいのかなって思いましたね(笑)」と回答。
完成作を見た感想については「トレーニングのことや、訓練に費やした時間を思い出しました。(映画を)見終わった後、すぐに立ち上がれなかったですね」(平岡)、「撮影の思い出が蘇ってきました。自分のシーンというよりは、他の方の出演シーンを思い出しました。人間ドラマがあって本当にステキだなぁて思いました」(三浦)と振り返った。
また、劇中で見事な肉体を披露している平岡は、ボクサー役として、どのようなトレーニングをしたかという質問に「トレーニング期間は3ヵ月くらい。週5でボクシングジムに通って、週2で筋トレジムにも通って……。でも(トレーニングを始めてから)1ヵ月しても全然変わらなかったら、プロデューサーとか(7月23日に亡くなった)トレーナーの梅津(正彦)さんが『お前、本当に大丈夫なのかよ』と言ってきて、冷たい空気が流れてました」と苦笑い。「だから食事制限をして、チキンばっかり食べて、生きた心地がしなかったですね」と役作りの苦労を明かした。
一方、シンジを温かく見守るマナミ役を演じた倉科は「クランクアップの日に3人でご飯を食べに行きました。まだ2人は撮影が残っていたので、これからも頑張ってという意味を込めて」と話すと、平岡がこそっと「おごってもらったんです!」と発言し、三浦も「ねぇ!」と笑顔で答えていた。
『キッズ・リターン 再会の時』は10月12日より全国公開となる。
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