今から68年前、佐渡島の小さな村にイギリス空軍輸送機「ダコタ」が不時着。わずか5ヵ月前まで敵国だったイギリス兵の予期せぬ来訪に戸惑いながらも、徐々に心を通わせていく村人とイギリス兵との国境を越えた友情を描いた『飛べ!ダコタ』。現在、新潟県で先行公開中のこの映画の見どころが一目でわかる「油谷誠至監督が語る、映画化までの道のり」動画が公開となった。
油谷監督へのインタビュー動画では、まずは『飛べ!ダコタ』という映画について説明。本作が実話に基づいていること。終戦から半年も経ていない1946年1月14日にイギリスの飛行機が佐渡の海岸に不時着し、機体の修理などを経て、再び飛び立っていくまでの40日間を描いた作品であることなどが語られている。
また、映画化のきっかけについては、不時着当時、東京の立川にあった基地からダコタを修理するために佐渡を訪れた整備士がいて、その子息が数年前に父親の足跡を辿り現地を訪れたこと。それにより、それまで佐渡の人でもほとんど知らなかったダコタにまつわるエピソードが広まり、これがきっかけとなって、映画化の話に繋がっていったと明かしている。
さらに、撮影では作り物ではなく、本物のダコタを探しだし使用したそうで、タイに残っていた実機を日本に持ち込む様子も本動画には収められている。
『飛べ!ダコタ』は新潟県内で先行公開中。10月5日よりシネマスクエアとうきゅう、有楽町スバル座ほかにて全国順次公開となる。
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