ホアキン・フェニックス、天才子役ウディ・ノーマンのあまりの“器用さ”に衝撃!

#ウディ・ノーマン#カモン カモン#ホアキン・フェニックス#マイク・ミルズ

カモン カモン
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『ジョーカー』のホアキン・フェニックス主演『カモン カモン』が422日より公開。ムビコレでは、ホアキン演じるジョニーの甥・ジェシーを演じたウディ・ノーマンのインタビューを掲載中だ。

ホアキン・フェニックス絶賛の天才子役!/『カモン カモン』ウディ・ノーマン インタビュー

完璧なアメリカ英語に監督も「イギリス在住のアメリカ人」と勘違い!?

ホアキンが演じるジョニーは、NYを拠点にして活動するラジオジャーナリストで、アメリカ各地に出かけ、子どもたちにインタビューをして回っている。LAに住む妹とは母親の介護問題がもとで疎遠になっていたが、やむを得ない事情で妹の1人息子である9歳のジェシーの面倒を見ることに。数日ながら初めての子育ては驚きと発見の連続で、ジョニーはジェシーとかけがえのない時間を過ごし、自分を見つめ直すきっかけをもらう。マイク・ミルズ監督自身の子育て経験から生まれたこの物語では、デトロイト、ロサンゼルス、ニューヨーク、ニューオリンズの四都市をめぐるジョニーの旅が美しいモノクロ映像でつづられる。

あのホアキンにして「いろんな意味で僕のガイドになってくれた」と言わしめ、監督、主演男優ともに唸らせる天才ぶりをみせたノーマン。

ノーマンは自身が演じたジェシーという役について、「ジェシーはすごく内向的だけれどカリスマ性があって、大人のような子どもだと思います。年齢よりも知性がずっと高い少年なんです」と分析する。

「声のトーンをできるだけ抑えて話すようにしました、ジェシーはそういう少年だと思っていたので。その一方でエネルギッシュな部分もあるので、感情が高まった時には声を張り上げて出すとか」と役作りを語るノーマンから、天才子役ぶりが垣間見える。

中でもミルズ監督とホアキンを驚かせたのが、ノーマンのアメリカ英語とイギリス英語を自由に切り替える器用さだ。数年前にアメリカ英語のアクセントを練習する機会があり、今では第二の母国語のように話せるのだという。「ホアキンとの初対面では最初にアメリカ英語で話し、途中からイギリス英語に切り替えたらすごく驚かれて(笑)。監督もイギリス在住のアメリカ人だと思っていたらしく、とても衝撃を受けたそうです」。

そんなミルズ監督について、「キャラクターについて変えたい時はそれがシーンの流れに合っていればOKしてくれますし、『ジェシーならこうするだろう』と言えばそれを取り入れてくれたりもします」とその柔軟さを語るノーマン。「役者であれば一度はマイク・ミルズと仕事をするべきだと思いますね」と絶賛した。

さらにノーマンは、ホアキンについては共演する前から知っていたと話す。「ちょうど『ジョーカー』が公開されていた頃だったのでホアキンのことは分かっていましたし、『グラディエーター』なども知っていました」。

しかし、“大スター”だと圧倒されないように、過去作を見るのは母から禁じられていたという。「ホアキンとは監督のスタジオで初めて会いましたが、その時に彼はパジャマを着て出てきて、それがすごく面白かったです(笑)」と初対面のエピソードについても語ってくれた。

そんなノーマンが目標にする俳優は「ティモシー・シャラメ」。「将来像としては『自分は誰よりも偉いんだ』と思っているような人物にはなりたくないですね。イギリス出身の“ちょっと幸運に恵まれた役者”という気持ちを忘れずに持ち続けていきたいと思います」と話すノーマンの今後を楽しみにしたい。ウディ・ノーマンのインタビュー全文はこちらから!