河瀬直美監督の新作『2つ目の窓』が10月1日に奄美大島でクランクイン!
『萌の朱雀』(97年)でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)、『 殯の森(もがりのもり)』(07年)では最高賞のパルムドールに次ぐグランプリ(審査員特別大賞)に輝いた河瀬直美監督。今年の同映画祭では審査員もつとめた彼女の監督最新作『2つ目の窓』の製作が発表された。
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本作は島に暮らす16歳の少年と少女、そして彼らを取り巻く大人たちの姿を通して、人類創生からの魂はすべてが同じところへ還りつく物語を提示し、この時代を生きる人々への一筋の希望を伝える、生と死が絡み合う奄美の風土の中で繰り広げられる人間ドラマ。美しい海と太古の風景が広がる奄美大島の雄大な自然を舞台に、命のつながりや人と自然との共存、生と死といったテーマを描き出す。
キャストには杉本哲太、松田美由紀、渡辺真起子、村上淳、榊英雄、常田富士男といった映画界を代表する実力派が集結し、10月1日に鹿児島県奄美大島でクランクイン、10月下旬にクランクアップ予定だ。
河瀬監督は「人間の心は複雑であいまいで、どうしようもないものだからこそ、そんな『こころ』の成熟を『自然』という名の『神』から学んでゆく物語であれればと願う。時計が刻む時間ではなく、ガジュマルの葉を揺らす風の様に切り取るのが、私の映画時間だと思っています。その物語の『時間』は『魂』とともに刻まれ、この世界に誕生する」と本作についてコメント。
『2つ目の窓』は2014年初夏より全国公開となる。
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