ゼレンスキーに助けられた過去も…アフガニスタン女性のリアルに迫るカリミ監督
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5・6公開『明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~』特別番組放送が決定
ヴェネチア国際映画祭に正式出品されたアフガニスタン初のインディー映画『明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~』が5月6日から、全国で順次公開される。今回、60秒予告編が公開され、加えて、特別番組放送が決定した。
同作は、年齢、生活環境、社会的背景が異なる3人のアフガニスタン女性が初めて直面する人生の試練をそれぞれ描いたオムニバス作品だ。
アフガニスタン映画機構(Afghan Film)初の女性会長を務める新鋭、サハラ・カリミの長編監督デビュー作にして、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門出品となった。
タリバン政権下になり、今月23日の女子中等教育再開当日に再び禁止され、女性のみで飛行機に乗ることも禁じられた今、世界が注目する、アフガニスタンを舞台にした女性たちのドラマだ。
カリミ監督「悲劇ばかりで語られることは嫌」
「今、拠点なんてない」と言うカリミ監督は、日本のメディア9媒体の取材を受け、4月16日には「NHK NEWS おはよう日本」、4月19日には「サンデー毎日」に登場した。
後者では「アフガニスタンにいる自分たちの言葉で、アフガニスタンの女性を表現しました。悲劇ばかりで語られることは嫌なのです」と力強く語った。
同作の公開を記念して、東京MXテレビにて4月29日、27時5分から『大事なものだけ握りしめて』~『明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~』公開直前特別番組の放送が決定。
ナレーションはフリーアナウンサーの酒井美帆が担当し、カリミ監督の人生に迫る。
なお、昨年8月、タリバンがカブールを制圧した際、カリミ監督がウクライナのゼレンスキー大統領の助けにより、ウクライナに難民として受け入れてもらい、キーウ(キエフ)に避難したという関係から、非売品クリアファイルの特典付き全国共通前売券(税込1,500円)の売り上げを含め、同作の上映での収益の一部は人道支援、復興支援のためにウクライナ大使館に寄付される。
『明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~』は、5月6日からアップリンク吉祥寺、5月21日から名古屋シネマテーク、5月27日からシネ・リーブル梅田及びアップリンク京都にて公開されるほか、青森松竹アムゼ、広島の横川シネマでの公開が決まっている。
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