女優の寺島しのぶが10月17日より開幕となる第26回東京国際映画祭コンペティション部門の審査委員をつとめることになり、その就任記者会見が10月1日に日本外国特派員協会で行われた。
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まずは本年度より東京国際映画祭のディレクター・ジェネラルをつとめることになった椎名保が「コンペティション部門、審査委員の寺島しのぶさんとここに立てて嬉しく存じます。日本の“おもてなし”を持って歓迎します」と挨拶。「寺島さんをはじめ、素晴らしいコンペティション審査委員が5名決まりました。映画上映以外も楽しめる映画祭として土日に様々なイベントを開催します」と続けた。
一方、寺島は「『ヴァイブレータ』がコンペティション部門に選ばれ、主演女優賞を受賞したのが、私にとってのはじめての賞でした。とてもゆかりのある映画祭で、まさか自分が審査員をつとめるとは思っていませんでした」と東京国際映画祭との関係を明かすと、「同じく審査委員をつとめる(韓国の女優)ムン・ソリさんにお会いできるのを楽しみにしています」とコメント。
また、海外の映画祭での思い出を尋ねられると、「(若松孝二監督作『キャタピラー』で)銀熊賞を受賞したベルリン映画祭と言いたいところですが、フランスのドーヴィル映画祭で『男と女』のなかで出てきた海岸を歩いた時に大変感動しました」と振り返った。
さらに「人生を変えた映画はありますか?」という質問には「子どもの頃に見た『E.T.』です」と答え、「暗いところで何がはじまるのか、これだけ引き込まれる空間はいったいなんだろうと思いました。40歳になった今でもその感覚を覚えているのでとても強い印象が残ったのだと思います」と話していた。
コンペティション部門の5名の審査員は、審査委員長をつとめる監督のチェン・カイコーを筆頭に、女優のムン・ソリ、プロデューサーのクリス・ブラウン、監督のクリス・ワイツ、そして寺島という顔ぶれ。
第26回東京国際映画祭は10月17日に開幕し、10月25日に閉幕する。
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