ミュージカル界のプリンス・井上芳雄がディズニーアニメで声優、甘〜い歌声も披露

2013.10.03

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井上芳雄（左）と『プレーンズ』のエル・チュパカブラ（右）
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高所恐怖症の飛行機が世界一周レースでの優勝を目指して奮闘する姿を描いたディズニー／ピクサーアニメの最新作『プレーンズ』。ミュージカル界のプリンス・井上芳雄が、その日本語吹き替え版声優をつとめることが明らかになった。

・［動画］『プレーンズ』予告編

井上が担当するのは、主人公ダスティと友情を結ぶエル・チュパカブラの声。レースのメキシコ代表で伝説的なカリスマスターであるチュパカブラは、レース中に日本代表のサクラに一目惚れし、その恋を応援してくれるダスティに友情と恩を感じ仲間になる。

劇中ではサクラに情熱的な歌や甘い口説き文句で熱烈に迫るが、演技力に加え、スターのカリスマ性や歌唱力が必要な役どころということで、井上が起用されることとなった。

井上は2000年にミュージカル「エリザベート」の皇太子ルドルフ役でデビューし、以後「MOZART！」「ミー＆マイガール」「三銃士」などに主演。高い評価を受けて、13年には芸術選奨文部科学大臣新人賞（演劇部門）を受賞するなど人気実力共に兼ね備えたミュージカル界のトップスターだ。

小さい頃からディズニー作品に親しんできたという井上は、今回のキャスティングについて「ここ最近の出来事のなかで一番嬉しかった」と大喜び。エル・チュパカブラのキャラクターについては「普段の僕とは全然違う、今までやったことのない役柄なので、僕自身どんなふうに声と画が一緒になって、どんな風に見えて感じるのか、楽しみ」と期待をふくらます。

さらに「エル・チュー（エル・チュパカブラ）の性格がすごく好きです。思い込みも激しいし、周りが見えてない部分もありますが、でも本人に全く悪気はないですし、信念を持って楽しく生きています。ツッコミどころ満載なんですけど、みんなにどんどん愛されるようになったら嬉しいなって思います」と自らの役をアピール。また、エル・チュパカブラが愛を告白するシーンでは、1つの曲を一度は激しく、次に甘〜いムードで歌うので、そのシーンも見どころのひとつだ。

『プレーンズ』は12月21日より全国公開される。