主演ウィル・ウィートンにジェリー・オコネルが謝罪
故リヴァー・フェニックスの出世作で、少年たちの友情を描く映画『スタンド・バイ・ミー』(86)で主人公を演じたウィル・ウィートンが、14日(現地時間)、共演者のジェリー・オコネルが司会を務めるTVのトーク番組『The Talk』に出演し、久々の再会を果たしたばかりか、オコネルがウィートンに『スタンド・バイ・ミー』撮影時の態度について謝罪する一幕もあった。
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ウィートンとフェニックス、コリー・ハイムと共に仲良し4人組の1人、バーンを演じたオコネルは、ウィートンが当時経験した虐待やトラウマに気づかなかったことを謝罪したのだが、ウィートンはその言葉に感激しているようだった。
「君が『スタンド・バイ・ミー』の時に経験していた苦悩について話すのを前に聞いたんだけど、あの時、僕は11歳だった。それは言い訳で……、君がもっと若かった時にもっとそばにいてあげられなかったことを謝りたい」とオコネル。「でも、もっと大きな視点で言うと、一緒にいても、その人が何を経験しているかなんてわからないんだ。罪悪感はないけれど、ただ、君が年若い頃、もっとそばにいてあげられなくてごめんなさいと言いたいのです。でもあの時、もっと大人だったら、『ウィル、何かあるのか?』と言えたのに、と思うんです」と素直な気持ちを明かした。
ウィートンは「その言葉に深く感謝します」と答えた。「君は11歳だった。だから、わかるわけがない。それに、観客の中でトラウマを克服した人なら誰でも知っていることだけど、僕たちは、自分が経験したことを隠すのがとてもとても上手なんです」
ウィートンは2021年5月、Yahoo Entertainmentのインタビューで、幼少期に経験した痛みについて語った。ウィートンは、「子どもの頃は俳優になりたくなかった。両親が無理やりやらせたんです」と語り、女優である「母がやらせた」と主張した。「母は僕に、自分の事務所に入って、子役のエージェントに『ママがやっていることをやりたい』と話すように指導しました」
ウィートンのコメントを聞いたオコネルは、映画の撮影時にウィートンがどんな思いをしていたのか全く知らなかったと明かし、さらにこう語った。
「言うべきことは何かというと、誰かの身に何か起きているのは(周囲からは)わからないということだと思う。一緒に働いている人はもちろん、身近な人たちでも」と付け加えた。「だから、もし何か不都合なことや奇妙なことを感じたら、ただその人のところに行き、『大丈夫?何かあったの? 誰か話し相手が必要?』と声をかけるだけでいいのです」
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